「思えば遠くへ来たものです..」-2011102609410000.jpg



1981年リリース。



個人的には此処数年、『宮殿』よりも、『戦慄』よりも、『レッド』よりも本盤をよく聴いています。


ゲストプレイヤーを招かずに、ロバート・フリップ、エイドリアン・ブリュー、トニー・レヴィン、ビル・ブルフォードの4人だけで作っているのでとても『スッキリ』していて、しかもその4人のプレイヤビリティたるや『鍛練』というアルバムタイトル通り。



ブルース的な泣きや、ポッブス的な融和を排除しているだけに無味無臭に思われがちな第四期クリムゾンですが、アスリート的なその音像は聴いた後にある種の爽快感があります。