「思えば遠くへ来たものです..」-2011102420410000.jpg





1983年リリース。



某誌某編集長のただならぬ推しで今や日本では『RAINBOW一番の傑作』とまで崇められる一枚ですが、、、、

『そこまでは、、』と思いつつもついつい聴いてしまう。

うん。やっぱりコレは確かに良いです(^ー^)



個人的には虹では『down to earth』が一番好きで、コージー、ドン・エイリーが抜けてからはそれ程の思い入れはないのですが、本盤での元ブランドXのチャク・バーキの正確なリズムキープ、そしてデイヴ・ローゼンタルの仕事は『素晴らしい』の一言(o´Д`)=з

特にギターの裏メロに止まらず、主たるリズムで曲をひっぱるデイヴにとって、本盤こそが最高傑作であったと言っても過言ではないでしょう。



ジョー・リン・ターナーのボーカルは、時にスティーヴ・ペリー、時にルー・グラム、たまにピーター・クリス(^ー^)のようで、曲毎に使い分けもなされていて聴いていて飽きません。

決してレンジの広いボーカリストではないんですが、とにかく器用ですよね。



主役?のリッチー・ブラックモアはテクニック的にはとっくに後続に抜かれていた時期なだけに、変なフェイクに走らず、堅実なプレイで曲を引き立てています。

あと、これはロジャーがプロデュースを任されるようになってからのリッチーについてよく指摘されている事ですが、ギターの音がかなり『硬い』ですよね。



前作ではなく、本盤で(一度目の)幕を閉じた所に虹の凄さがあっただけに、その後の中途半端な再編にはがっかりさせられました。