1979年リリース。
アラン・ソレンティ通算6枚目のアルバムは、ジェイ・グレイドンのプロデュースの力作で、AOR好きの間では定番的な名盤となっています。
まず、アランはその名前からお分かりの通り、イタリア人です。
ですから本盤は大部分がイタリア語で歌われています。
あまり聞きなれない言語ですが違和感はなく、爽やかなサウンドに上手くマッチしていると思います。
本盤はアランの『L.A.3部作』の2枚目にあたりますが、前作ではギターだけでの参加であったジェイが本盤では自らのスタジオでプロデュースも行っています。(L.A.サイド4曲のみ)
これが素晴らしい出来映えで、華やかなホーンやコーラスが効いて、また豪華な腕利きがバックを務め、グルーヴィーなAORに仕上がっています。
N.Y.サイド3曲は一変してディスコサウンドですが、ウィル・リーのベースが素晴らしく、アランのファルセットもいい感じです。