「思えば遠くへ来たものです..」-2011081416020000.jpg



1979年リリース。



ギタリスト、エリック・ゲイルの通算4枚目のアルバムです。



エリックと言えば『stuffのメンバー』として有名ですが、セッションギタリストとしても数多のアルバムに参加していて、一般的にはクインシー関連の名作での活躍が知られていると思います。



個人的にはソロでのエリックが好きで、その中でも最近は本盤をよく聴いています。



①『LET-ME-SLIP-IT-TO-YOU』からしてファンキーでカッコイイです。

ドラムにスティーヴ・ガッド(出だしのバスドラのイカす事!)、ピアノにリチャード・ティーが参加しているので少しスタッフっぽくもありますが、ピキピキしたエリックのギターが真ん中にいるので、思う存分エリックの世界に浸れます。



タイトルトラックの②の涼しげなコードは何度聴いても気持ちがいいです。



日本人の奥さんを持つエリックが彼女の干支を曲名に据えた⑤『nezumi』のファンキーっさったらありません。

ここではエリックのカッティングに注目です。



ジャズ・フュージョンのアルバムの中でも本盤は『ハッピーな感じ』が溢れていて、聴いていてウキウキしてしまうアルバムです。



残念ながらエリックは1994年に若くして癌で亡くなってしまいましたが、彼が残した名作、名演奏は時代を越えて聴き継がれて行くのだと思います。