「思えば遠くへ来たものです..」-201002161942001.jpg



1992年リリース。



前2作での【籠もった音】から、クリアな音像へと変わり、プレイヤビリティも向上(特にBのアレックス・ウェブスター)し、彼等が【化けた】と言われるデス・メタルの金字塔的な名作が本盤です。



クリス・バーンズの中低音重視のデス・ヴォイスは変わりませんが、ブリッジでの咆哮は80年代スラッシュ的【ミレ・ペトロッツァ風】であり、ある意味聴き易さも出てきました。



歌詞やジャケットの過激さが彼等の門戸を狭めているのは明白ですが、王道デス・メタルの重鎮として、今や風格すら漂います。



そんな彼等の歴史の中、クリス・バーンズ在籍中では一番の傑作が本作であり、デス・メタルが拡散している現在、まずは聴いていただきたいと思います(^-^)