「思えば遠くへ来たものです..」-201008311726000.jpg


1991年にリリースされたバソリー通産6作目。


初期バソリーのブラックメタルの信望者からは『バイキングメタル』となった中期は嫌われていますが、個人的にはこの頃クオーソンが書いていた曲からは雄大な北欧の自然を感じる事が出来るので、ついついCDに手が伸びてしまいます。


ジャケットも美しく、夕暮れ時に本盤を聴いていると背筋かゾクゾクするのはこのジャケットせいなのだと思います。



アルバム全体がミドルチューンで構成されているので、スラッシャーには不向きです。


マノウォーやアクセプトにあった『男臭さ』を期待するにはクオーソンは繊細過ぎます。



中期バソリーは『聴き入る』のにもってこいで、歪だが美しいクオーソンの才能と対峙する事が出来ます。