・2月27日(水)

この日がちろるの最期の日になりました。

朝、目覚めるとちろるはやっぱり私の腕の中にいました。

タオルケットでちろるを包み、居間へ。

私は午前中仕事です。
なるべく早く帰り、午前のうちに病院へつれていくつもりでした。

まず、ちろるに流動食と薬を・・と思いましたが、やはりちろるはぐったりで、とても無理やり食べさせられる状態ではありませんでした。

少し口に入れさせてみたものの、すごい嫌がりよう。
ショックを起こしてはいけないので、時間をおくことにしました。

私は抱っこしたまま自分の朝食。

そのとき、ちろるが微かに「ビク!」と痙攣?ひきつけ?を起こし始めたのが分かりました。

ああ・・これは・・・と思いました。

本当は仕事を休みたかったのですが、あまりに直前すぎて、できませんでした。
28日の木曜は有給をとったのですが・・・。

ちろるがあまりに苦しそうなので、触っているのが可哀相になり、一旦ケージに戻してみました。

母がずっと家にいるので、母に様子を見てもらおう、そして仕事が終わったら即帰って病院へ・・と思いつつ、支度をしていましたが、ちろるの痙攣はますますひどくなっていきました。

数分ごとに「ビクビク!」となります。
抱っこしようかと持ち上げましたがちろるが苦しそうに痛がるので、牧草の上に戻して様子を見てやるしかできませんでした。

「ちろる!がんばれ!大好き!大好きだよ!」
声をかけつづけました。
でもちろるの苦しみに、思わず「でもちろるがんばってるもんね。がんばって、もうちろるが疲れたら、もう いいからね。ちろるのがんばれるとこまででいいからね。」と言いました。

覚悟をした瞬間でした。

ふと、ちろるがお尻を気にする様子が見えました。何度も頭をお尻に向けます。

そういえば、ちろる昨晩、糞をしていない。もしや!と思い肛門付近を触るとカピカピしています。

まさか、詰まってる・・???

濡れティッシュで慌ててまさぐり拭いてやりました。
すると、あんなに痛がってたちろるが暴れず私に身を任せます。

綺麗に拭いて、肛門になにもついてないことを確認。

すると、なんと痙攣が治まったのです。

恐らく、下痢かなにかしたまま、そこが固まり、ガスが出ずにたまっていたのかもしれません。
しかし思い返すと・・もうちろるに糞をする体力すらなくなっていたんだと思います。


おそるおそる、ちろるを触り、抱き上げました。嫌がりません。

これは助かるかも!!と思い、ヤクルトを飲ませてみることにしました。嫌がるようならやめようと思って。

結果、ちろるはヤクルトを飲んでくれたのです。
びっくりするほど大人しく。
まあ、逆らう力すらなかったのだとも思いますが・・・。
確かに飲んでくれてはいました。

また、ちろるの復活の奇跡を信じることにしました。

ケージに戻すとき、ちろるはヤクルトを飲み、満足そうにみえました。
まるでお風呂上りのポーっとしてる人間のような顔でした。

だから、ヤクルトを最期に飲ませてあげたのは間違ってなかったと思ってます。

そしてそのままちろるを横たえ、家族に託し、私は出勤しました。

仕事の合間に電話をかけて、ちろるの様子を聞きました。

朝ほどの大きな痙攣は起こらなかったようですが、小さい痙攣は何度か起こしていたようです。

そして午前11時5分。
私は仕事を終え、家に向かって車を飛ばしていたときです。

ちろるは私の母に看取られ、3歳5ヶ月の寿命を終えました。



私はちょっとしたパニック状態になっていたと思います。
ちろるを抱き、大泣きしました。

落ち着いてから、ちろるの亡骸を小さな箱に牧草やちろるの好きなおやつと共に入れてあげました。
お庭の花も可愛いものを添えました。

その晩は、ちろるを枕元に一緒に寝ました。
小さな手を触りながら寝ました。

ちろるの亡骸は、まるで眠っているような満足そうな、そんな穏やかな顔をしていました。

ちろるが赤ちゃんのときに歌ってあげていた子守唄を何回も歌ってあげました。

よく頑張ったね。ちろる、本当にいいこだよ。
大好きだよ。

おやすみ。ゆっくりお眠り。ずっと一緒にいるからね。

そんなことを言いながら、冷たくなって丸まった小さな背中をなでました。



・2月28日(木)


次の日、ちろるを可愛がってくれていた私の彼氏が会社を休み、駆けつけてくれました。

市内にある動物火葬場で夕方4時から火葬してもらいます。

4時まで、じっくりちろるとの別れを私と母と彼氏で惜しみました。


私が車を運転し、彼氏にちろるを抱いてもらいました。
晴れていてあったかく、車内もぽかぽかで、日向ぼっこが好きなちろるは喜んでいたと思います。

寝ていた耳が自然とぴーんと起き上がっていました。
みんなの話を聞いていたのかな??笑

火葬場では、簡単な告別式までしてもらいました。

手形もとってもらえるらしく、お願いしました。

ちろるの体も綺麗に拭きました。

持ってきたお花3種類(カスミソウ、黄色いバラ・オレンジのスイートピーの花びら)と好物のおやつを添え、メッセージカードを添えて、ちろるは魂だけでなく小さな体も旅立っていきました。

私はメッセージカードに「天国まで散歩いってらっしゃい。いつでも帰っておいで。待ってるよ。大好きだよ。 ママより」と書きました。

彼氏も、ちろるに「早く戻ってこいよ。ちろる待ってるぞ」と言ってくれてました。

母も「ちろる、またね」と泣いてくれていました。


そして遺骨を自分たちの手で拾い、骨壷に入れて、また我が家に帰ってきました。

$CHILOG


ちろるは、本当に私の宝物で、大事な初めての子どもです。

ブログでも、いろんな方にちろるを好きになってもらえてとても嬉しいし、感謝です。

ちろるは3年5ヶ月ほどの命でしたが、デグーの平均寿命分の幸せや楽しさ、愛をくれたと思います。

私自身は、ちろるに対してもっともっと愛をそそぎたかったし、一緒にいたかった。

でも悲しむばかりでなく、ちろると過ごせた日々に感謝し、これからも愛を注ぎたいと思っています。

いつか本当の私の子どもとして生まれておいで とちろると指きりをしました。


また、ご縁があればデグーをお迎えしたいと思っています。

ちろるにデグーの可愛さを教え込まれてしまいましたから・・・。
それに、ちろるのいない空のケージはなんだか寂しすぎて。

このブログで、まだ出してないちろるの写真や、いつかまたちろるの跡継ぎをお迎えしたらば、その子の写真を載せたいなって思ってます。

一番お気に入りのちろるの写真です↓↓
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しばらくの間、いってらっしゃい。
またすぐ戻っておいで。

それまで、またね。

CHILOG、ちろるを応援してくださった皆さん、ここまで読んでくださった皆さん、

本当にありがとうございました!

ちろる大好きだぞおおおお!!!