Remembrance ✍
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交通事故に遭って


私には忘れたくても忘れることの出来ない事があります。
私の記憶があるうちに、どこかに残しておこうと思ったのでここにしたためます。



2014年11月1日

交通事故に遭いました。
私が青信号の横断歩道を横断中、そこへ右折してきた車のドライバーは携帯電話を操作しており、前方を確認していなかった為、私に気付くことは無く、私はそのまま跳ねられました。

頭蓋骨2箇所骨折(ヒビ)、脳挫傷、外傷性脳内血腫
という大きな怪我を負いました。

直ぐに病院へ搬送されたそうで、気が付けばICU(集中治療室)に居ました。
幸い、搬送が早かった為一命をとりとめましたが、もう少し遅かったら命は無かったかもしれません。

5日間ICUに居り、その後一般病棟で治療を受けていました。

事故から1週間程は殆ど意識が無く、記憶もほぼありません。

入院中は精神的にも身体的にもボロボロな状態でした。
毎日脳の痛みと闘い、何をするにも人の介助が必要な状態でした。

ですが、主治医の懸命な治療のお陰で徐々に回復していき、2ヶ月後くらいに退院しました。

しかし残念なことに後遺症が残りました。
頭を強く打った衝撃で嗅覚の神経が切れ、匂いを感じることができなくなってしまいました。
匂いが全くしないので、食べ物の味も殆ど分かりません。
この場合、治すことは不可能に近いのだそうです。

この事実を知った時、私は病室でずっと泣いていました。
私には21年間分の匂いの記憶しかありません。
どうしてこのような形で奪われなければならなかったのか。
今でも悔しくて悲しくて仕方ありません。

目眩と頭痛もまだ取れません。
薬が家に50錠程常備してあり、常に薬を持ち歩いている状態です。
また、記憶力も衰えてしまいました。

そして、脳が傷付くと痙攣などの発作が出る可能性があります。
主治医からは、「いつ発作が起こってもおかしくない。最悪の場合は心肺停止に至ることもある。あまり無茶はしないように。」と言われています。
毎日が不安で仕方ありません。


私はこの事故で一瞬にして大事なものを壊され、奪われました。
大切な時間、大切な用事、残り少なかった学生生活、記憶、嗅覚、元気な身体。

今でも事故現場の横断歩道を渡る時は身体が震え、涙が溢れてきます。

交通事故ほど悲惨なものはありません。
飲酒運転、携帯電話を操作しながらの運転、スピード超過・・・
このような危ない運転をどうして平気で出来るのですか?

今一度、自分の運転の仕方を確認してみて下さい。



長くなりましたが、被害者としての立場から経験を語ることで、車を運転する一人でも多くの方の意識を変えることが出来ればと思い、こうして体験談を書きました。

最後に。
私のような思いをする被害者がもうこれ以上増えませんように。