
のび太は絵本を読んでいます。
道に迷った旅人が探し当てた家にて
持て成しを受けたが、タヌキに化かされたという御話。
『バカだねぇ、昔の人って。タヌキが人をばかすなんて本気で信じていたんだね。』
ほんとに化かすよ。
今は退化しちゃったけどね。
タヌキには身の危険を感じると特殊な念波を放射する力があったんだ。
人間の脳がそれを感じると…
ありもしない幻を見てオタオタするって訳。
『へぇ、それほんと?』
うそ。
未来の学者がそんな実験したのは本当だよ。
「ドロン葉」
頭に乗せるだけで念波が放射されるんだ。
タヌキの脳に合わせて作ってあるから人間には適応しないようです。
『どうしても実験したい!タヌキを出して。』
無茶言うな。
あ、イヌでもいいんだ。同じイヌ科だから。
のび太はしずかちゃんのシロで試そうとします。
けど何も起きません。
ドラえもんは言います
「そりゃ失敗するのが当たり前だ。化けるのは弱い動物がみをまもるためだから。
シロみたいな幸せなイヌにはその必要がないんだ。」
不幸なイヌを探しに行くのび太。
しずかちゃんが教えてくれました。
「裏の家のベソ。散歩にも連れて行ってもらえず一日中繋ぎっぱなしなの。
ごはんは残り物だけ。
それさえ貰えない日も多いのよ。
可哀想に思っておやつなんかあげるのよ
するとベソは叱られるの。
食べ物恵んで貰ったりして、オレに恥をかかせたって…」
飼い主は気に入らない事があるとベソに八つ当たりします。
『なんてひどい飼い主だ!』
のび太くんはベソにドロン葉をベソの頭に乗せました。
飼い主、キョーボーが血相を変えて現れます。
するとベソとキョーボーが入れ換わりました!
ベソは嬉しそうに外へ駆け回ります。
替わりに鎖に繋がれたキョーボーは荒れ狂います。
「鎖をほどけえっ!。
足があるのに歩き回れないなんてこんな…。」
覚えてろベソ!この仕返しはきっとするぞ!
ベソは思う存分はしゃぎ回ります
今までの鬱積を晴らすかのように…。
「これは、ベソの仕返しかも知れないな。
散々いじめたからな…。
と、すると一生このまま…」
焦りがキョーボーを襲います。
野球に夢中のベソの快進撃は続きます。
「自由に飛び回れるのがうれしくてしようがないのね。」
キョーボーは幼少の頃の記憶を辿りながら回想します。
泣きながら。
『一日中楽しく遊んで…
さて、これからどうするのかな?
もとへ戻ったらまたいじめらるし…』
「じゃあ、このままずうっと?」
キョーボーは恐怖に震えてる。
ベソは迷っています。
「殴るなら殴れ!いつもオレがやってるように!」
ベソは 葉っぱを外しました。
「ベソ!…………………」
キョーボーは泣きながらベソと抱き合っています。
ベソはうれしくて尻尾を振ってます。

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