あなたは体がかたい、と思っていますか？
「私、体がかたいんです」
「体、ガチガチなんです」
こんな風に言われて私のところに来られる方々……
見てみたら、
あなたは、体、かたくありませんよ！
と言うことが結構あります。
「体がやわらかい人」
っていうと、どんな人をイメージしますか？
おそらく
立位体前屈をすると、手のひらが床につく人、とか
開脚して上体が前にべたっとつく人、
を思い浮かべるんじゃないでしょうか？
確かに、
その形になれる、という意味では
体はやわらかい、と言っても良いかもしれません。
生まれつき、
筋肉や筋が長く、
関節の可動域が広い骨格であることも
と言うのも、一見、体が柔らかい人ですね。
しかーし、
立位体前屈や開脚前屈ができるのに
体がかたい、と思う人は結構います。
私が言う「体がかたい」とは
前述のような可動域や筋の長さの話ではないのです。
「筋肉の使い方がかたい」とか
「筋肉をかためて使うクセがあるから
体の使い方がかたい」
を、
私は、体がかたい、と定義します。
立位体前屈で手の平が床にべたっとついても、
開脚前屈で胸が床についても、
私が定義する「体がかたい」人は
かなり多いです。
で、この、
筋肉をかためて使うクセがある人は
もれなく、動きが、かたいです。
実は、私も、昔は体がかたい人でした。
立位体前屈も開脚前屈も得意で
体はやわらかい、と思っていたのに、
この、立位体前屈や開脚前屈を
筋肉をかため、力でその形になろうとしていたのです。
このことを知らずに、
筋肉をかためて使って
ストレッチをしたり、エクササイズを続けても
しなやかで美しい動きは出来るようにならないし、
楽に楽しく動けるようにもならないし、
動きはかくかくかたくて魅力的じゃないし、
何といっても
とってもケガをしやすい事をやっていることになっちゃうんです。
私が言う、体が柔らかい、と言うのは
表層の筋肉に過度なテンション（緊張）をかけずに
ストレッチやエクササイズが出来ること、なんです。
立位体前屈や開脚前屈の形としては
可動域が狭く
一見、体がかたそうな人でも
実は、表層の筋肉は全然固めておらず
上手にリラックスできている
本当の意味での
「体が柔らかい人」もいらっしゃいます。
体がかたい、柔らかい、
は、話し出すと何日もかかりそうです(^_-)-☆
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