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人とコミュニケーションをとる事は、
生きていく中であらゆる場面で必要となります。

そんな時、感情表現が出来ない人は、

何を考えているのか分からない、
何が自分に合っているのか分からない、
面白い事が言えない、
相手を楽しませる事ができない、
自分がどう思っているか伝えられない、

という傾向があります。


この絵を見て、この音楽を聴いて、このお話を聴いて、どう感じますか?

というような種類の質問をされた時、
感情を交えた感想を言うことが苦手だったりしますね。

子供の頃にはあったであろう感情や気分は、

成長するにつれ、

こうあるべき、
こうした方が良い、
こうした方が認められやすい、

というルールや、世間や他人の目を気にする
環境に染まり、

また、合理的で論理的な思考で動くクセがついて、自分の感情すらよく分からなくなってしまう、
という事があります。


そんな人がいる一方、ダンスや芸術の分野を好き好む人達は、ルールや世間の評価ではなく、
自分の感情を大切にします。
常に自分の感情、気持ちに敏感だから、
物事を伝える時に感情を交えることも自然に
できる事が多いと思います。


なぁんとなく、そんな世界に憧れてダンスの世界に入って来られる方もいらっしゃいます。


レッスンの中で、音楽を聴いて自由に踊る、というようなことをする時、恥ずかしげもなくすぐに対応できる人もいますが、動けずか止まってしまう人もいます。


やりたい、と思うのに、できない。


いきなり、音楽に反応して自由に踊るって、
マニュアルがないと動けない人にとってはかなりハードルが高いです。

でも、少しずつ慣れていきながら、自分なりの
マニュアルを作っていけば良いのです。


その第一歩は、まず感じること。


表現が苦手な人は、まず感じる事から始めてみましょう。


例えば、音楽を聴いて、どんな風に感じたか、
を言葉で言ってみる、感情で言えなくても、
感じたそのまんまを言えればOK。


ピューっとスピーディな感じとか、
眠くなりそうな感じとか、
熱く燃えて握りこぶしを振り上げたくなるとか、
あくびが出そうな感じとか、
赤い口紅塗ってみたくなる感じとか、


そんなもので良いので、自分がどう感じたか、
に、一生懸命意識を向けてみると良いでしょう。