久しぶりにガッツリお芝居っぽい振り付けを
創りました。
 

曲の冒頭からのシチュエーションもかなりはっきりしていて、振り付けの随所にそのイメージが
出てくる感じ。
しかし時間の期限が迫っていて、曲の最後まで
振り付けられない状況の中、迷っていました。
 
 
 
1ヵ月後に迫ったスタジオミニ発表会に間に合わせなきゃいけない事、
曲の盛り上がり具合からして、あと1分はエネルギー最大で踊り切りたい事、
ドラマチックな曲の展開の部分に差し掛かった事

 
などの状況を全部ひっくるめて上手くまとめるには「芝居」で切り抜けるしかない!
に行きついたわけです。
 
ちょっと話は飛びます。
 
オンラインレッスンでは、レッスンの冒頭で、感情や表情を出す訓練もします。演技なんかの経験のない方にはなかなか難しく、私も日頃からレッスン内容は試行錯誤しています。
 

体作りのレッスンで、どうして感情や表情を出す練習をするかというと、体は心と連動しているからです。心を外に出せないと、理想的な体や動きを作るのにとっても苦労します。


なので、私としては、講座を受けて下さる方に、どうやって感情や表情をさらけ出してもらえるか、をいつも考えています。


ちょうど最近、その事を深く考えていたので、
今回の芝居ちっくな振り付けを、みんないい感じで受け入れてやってくれるか、をすごく心配していました。


まだレッスンを始めて3年目の子もいるしなぁ、なんて思っていたのですが、、、


振り付け、やってみたら、なんのことはなかった、余裕のよっちゃんで、迫真の演技をしてくれました。
なんなら、芝居っぽ過ぎて、ダンスにすらなってない?というくらいの演技だったので、
観て美しいダンスとしての表現でやって!
と注文を出したくらいでした(笑)


みんな、すごいなぁ、と感心しつつ、
ダンスは言葉のない劇なんだ、と改めて
思いました。


シンガーが芝居が出来るように、ダンサーにも
芝居は出来るんです。
踊って魅せる、という事は、演じる、と同じですからね。ただし、立ち方や姿勢、腕の動かし方がダンサーっぽくなっちゃうので、演劇だけやっている人からすると、リアルな演技になってないと思われるとは思いますが(笑)


ダンスって美しいとか、かっこいいものだと思われがちですが、心を丸裸にしないと演じられない、という意味では、役者さんと同じだと思います。

だから、レッスンをして行くと、みんな、
自我と言うか、素の自分が出て来るんですね〜


目指すは、美しくかっこいい見た目と動き、ですが、レッスンの段階では、取り繕ってカッコつけたりできないから、素っ裸、ありのままの自分を出すしかないのです。

だから、みんな、心からの弾ける笑顔でキラキラ輝けるようになるんだ、と私は感じています。