ジャズダンスや見た目激変メソッドの
レッスンで、私は
「体を見ると、思ってる事がだいたい分かりますよ〜」と言います。
今、こう思って動いてたでしょ。
というようなことを、しょっちゅう言うのですが、それがほぼドンピシャで当たります。
リアルでも、オンラインでも、暫くレッスンを続けて下さると、その方がどんな意識でエクササイズをしているのか、どうなりたいと思ってレッスンをしているのか、がだいたい分かって来ます。
言葉で説明しにくいですが、見えるのです。
もっと言うと、特に最近は、そこを見ようとしていると言っても良いかも知れません。
ついでに、ちょっとしたプライベートな話しから、ダンスや体以外の悩みも見えて来たりします。
プライベートな悩みなんて関係ないのでは?
と思いがちですが、実は、そういうことの改善や解決が、体の悩み解決だったり、より気持ちよく解放して踊れるようになるカギだったりします。
ジャズダンスというダンスも、ジャズという音楽も、即興に重きを置くし、何でもありが当たり前のジャンル。
私はそこが好きですし、決まりがないからこそ、個性を生かせるし、また、裏を返せば、個性がないと成立しないジャンルだと思うのです。
私のレッスンでは、ダンスだけでなく、
色んな手段を使って、自己表現力を引き出して行きます。
最初は形からの方が入りやすいので、形も大事にしますが、最終的には、形ではなく、それぞれの人が、心のままに気持ちよく解放できて動けること、生活出来ることを目標にしています。
これは、私の、生徒さんに対する、勝手な目標ですが。
自己表現をしていく中で、自分が分からなかったり、どうしたいのかも分からなかったら、動く事が出来ません。だから、自分のことを
知るためのレッスンは必要、と思っているのです。
・勉強させられて来た
・勉強をやったら結構できて褒められたので、
やった方が良いと思い頑張って来た
・どうしたい、ではなく、どうしたら周りから 褒められる、喜ばれる、認められる、を軸に
生きて来てしまった
・やらなきゃいけないから、勉強もしたし、
会社にも入ったし、仕事もした
子供の頃から出来の良かった人
親からやらされる事が常だった人
自分からのやりたい、が通らない環境で
生きてきた人
こういう人は、与えられれば、大抵何でも
上手くこなすのに、与えられないと何をして良いか分からなくなる、という人が多いですね。
私の持論ですが、
どう踊りたいのか
どう生きたいのか
分からなかったら、踊れないどころか
生きて行けないじゃん!
なのです。
【心の底から生きてるって素晴らしいと叫べる、
強くて美しい女性を増やす】
が、私の壮大な夢なので、もちろん私の周りには、そういう人が多いです。
でも、全然違う世界で生きてる人や、たまたま出逢った子供や若者の言葉から、やらされて生きてるんだなぁ、と感じる時はとても寂しくなります。
子供なら特に、興味があることに熱中したり、楽しいと思える事を大切にしてあげるべきだと私は思うのですが、やらされているだけで、やるべき事をやるだけで日々を過ごしている人も多いと感じます。
本当に自分がしたい事や楽しいと思える瞬間が何なのか、すら分からないまま人生終わるという事もあり得るのではないかと思います。
勉強が出来ても、良い学校に入れても、
良い会社に就職出来ても、周りに認められる
ような結婚が出来たとしても、
心の底から、自分らしく生きている自分が好きで、周りにいる人も好き、生きてるって素晴らしいと思うとは限らないですよね。
つくづく、自分の子供や身近な人には、
自分から、自分がどうしたいか、どうしたら楽しいかを大事にし、人に言えるようになって欲しいな、と心から思います。