レッスン中、開脚前屈をやっている時、

60代の生徒さんが、

「股関節が痛くて上手く前屈出来ません!」

と。

50歳を過ぎる頃から、股関節を痛める、

と言う方は増えて来ます。

この方は、1年前に手を骨折する程の転倒を

されてから、バランスが悪くなったのか

右の股関節が痛むと言う。



 で、開脚した状態で、右の脚を爪先の方向に

引っ張ってみました。

すると、痛みが軽減したと言うのです。

引っ張り続けたまま前屈して頂いたら、

これまた、痛くなくて前屈しやすいとの事。



 その後の立って行うバレエの

基礎エクササイズの時も、右脚軸の片脚では

上手く立てない、と言われるので、


「お腹を上に引き上げて、股関節の隙間を

空けるようなイメージで立ってみて下さい。

痛い場所にフォーカスしてると、

肝心の中心部、「お腹」の引き上げを

忘れがちになるから、股関節の事は忘れて

ひたすらお腹を上に!

だけイメージして下さい!」


と、言ってみました。

すると、



「あれ?立ちやすい❣️」



ってなりました。


 実は私も、2週間前からハムストリングの

一部に肉離れを起こしたようで、

バランスが崩れ、右脚を上げ辛く、

股関節にも膝にも違和感がありました。

最初は「うわぁ〜😱」となりましたが、

痛いとか良くない所にフォーカスするのをやめて

ひたすら、お腹を引き上げ、体は軽い!

とイメージしてみたら、

痛みも引っかかりもなく脚を上げる事が

出来ました❣️



 痛みを感じながらレッスンするのはおすすめ

出来ませんが、こんな風に、

怪我をした事でインナーマッスルをしっかり

意識する事が出来るようになり、

股関節の負担を減らせる、深部の筋肉の

強化にも繋がるのは、大きな学びでした〜✨



 ダンスレッスンをやり過ぎて、

体を痛めてしまうことは良くあること。

そんな時、痛い所にフォーカスしては

いけませんよ〜❗️

体の中心、お腹をしっかり引き上げる事に

フォーカスしましょう😊