見えるようで見えない。ぴったとタイトな超~ミニスカは期待させておいてまったく見えない。ついジロジロ見てしまうと嫌がられるしストレスがたまる。
惜しみ無く露出しているのは綺麗なスラリとしたなま脚だった。
いまキム・ジョンウンの目の前で、内線電話を取るのにこちらを背にして少しかがむ美人ヌナ。
(あそこまで見せておいて肝心なものが見えない、ひじょーにつまらない!)
キム・ジョンウンは両方の手を指でL字にして重ね、カメラアングルを構えるように、そこからミニスカを覗いていた。
「ちょっと、何イヤらしい目で見てるのよ!」
メリと呼ばれていた子が人を痴漢呼ばわり言ってきた。
でも、動じることなくキム・ジョンウン。
「別にイヤらしくなんかないよ。アートだよ。」
「はあ?」
「俺はこんなの見慣れてるし、俺はアーティストだよ。」
そう、キム・ジョンウンは数々のきわどい衣装着たヨジャアイドルグループに囲まれ仕事していた。そして、アイドルではなく、ちょっとかっこ良く自分をアーティストと言ってみた。
「結局さあ、どんなにミニでも下は色気のない黒のショートパンツだろ。」
そんなの屁理屈よ!的な感じのウィ・メリと俺は違うんだ的な感じのキム・ジョンウン小競り合いが始まると、
「ちょっと、違うわよ!」
内線を切って、振り向いた美人ヌナ。
「わたしは今日、ちゃんと、レースたっぷりスゴイパンツはいてるわよ!」
「えつ!」
動じて赤くなるキム・ジョウン。
「えっ!」
同じ女と言えども恥ずかしいウィ・メリ。
「えっ!」
なんでこんな事を言ってしまったか焦るヌナ。
三人三模様で場が止まった秘書室だった。
しかし、少し頬を赤らめた美人ヌナが一回咳払いをして、
「キム・ジョンウンさん、市長がもう少しお待ちくださいことです。」
内線の伝言を伝えた。
しかし、キム・ジョンウンから返事がない。
「キム・ジョンウンさん?」
すると、なにやらひとり妄想に入っているキム・ジョンウン。
嬉しそうにポツリこぼすキム・ジョンウン。
「俺、異動の辞令が出たんだけど、もしかして、ここ(秘書室)かな・・・。」
お高くとまって気が強い美人ヌナとトロそうだけどハムスター顔の可愛い子に囲まれるのも嫌ではないキム・ジョンウン。
(あのユラさんとは大違いだ、俺ここがいいな、ここ。)
そんなキム・ジョウンに美人ヌナは
「キム・ジョンウンさん!! 」
「はっ、はい。」
我に返るキム・ジョンウン。
「何ですか?えーとお名前聞いてなかった?」
「ホン・ホセです。」
「俺は、知ってるかもしれませんが、あのちょー有名なスーパー、、、」
「キム・ジョンウンさん!」
「は、はい。」
またもやスーパージュニアを最後まで言わせてもらえない。
オエヨが言えないストレス。
ホセは
「何級です?」
「えっ!」
「公務員試験は何級ですか?」
「え、俺は公益公務なんです・・・。」
「10級ですね。じゃあ、ここ無理です。」
「えっ!」
「秘書室の職員は1級じゃないとダメです。」
「えっ!」
(俺のひとり言聞いてるし・・・。)
すると、ウィ・メリと同じ扱いのように今度はキム・ジョンウンを見下すように、
仁王立ちして女王様風に言い放った。
「エリートなんですから、ここは。」
「はぁ~・・・・。」
(嫌な女・・・。)
つづく
。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。
楽しんでいただけましたか?
今日はEXOベクちゃんの熱愛報道で大変ですね・・・。
アイドルはアイドルらしくね~~ヽ((◎д◎ ))ゝ
パパられないでね( ・(ェ)・)
ではではヾ(@°▽°@)ノ
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