無題自然に心を開いた瞬間に世界が変わった。砂浜に寝転がって、黒い巨大な空を見上げた。月が滲んで見えた。怪しい光を放っていた。いくつか、星が輝いていた。どんな宝石よりも、美しい。月明かりは、思っていたよりも明るい。人間の秩序が小さく思える程に巨大な自然の秩序、宇宙の秩序。音は波音だけだった。波が砂浜に打ち寄せる度に、海が呼吸していた。2.19.2016