人は自分にとって、メリットがあることしかしないそうです。

 

 

「やりたいけど、できない」

 

「やめたいけど、やめられない」

 

 

誰にでも1つや2つ、こんなことがあると思います。

 

 

簡単な例で言うと、

 

「健康のためにタバコをやめようと思っても、やめられない」

 

それは「タバコを吸うこと」に 《メリット》 があるから。

 

「リラックスできる」

「休憩中に間を持たせることができる」

「自分らしさを演出できる」

「喫煙所で、先輩後輩と交流できる」などなど。

 

メリットを感じていたら、それはやめられませんよね。

 

そんなことは、言われなくてもわかってるよ、と思っていました。

 

 

でも、自分のことは全然わかっていなかったんです。

 

《メリット》って、一見、自分にとってマイナスに見えることにも隠されていたんですね。

 

 

私は以前、「言いたいことがうまく言えない」と思っている時期がありました。

 

そのために、ボイストレーニングを受けたり、

アサーティブコミュニケーションを学んだりもしました。

 

もちろん、それらの学びはとても役に立ちました。

 

 

でも、一番の原因は、

 

「言わないことに 《メリット》 を感じていた」ことなんだと

 

今ではわかります。

 

 

「何も言わない」=「波風が立たない」

 

⇒ その場で余計なエネルギーを使わなくていい

 

 

つまり、言わない方が自分にとって『楽』だと思っていたから、

 

「言わない」という選択を自分でしていたんです。

 

 

「何も言わないで、我慢する」って、

辛いことのように見えます。

 

実際、何かを我慢して、辛い思いをしている人も多いと思います。

 

でも、「我慢する」って、実は「行動する」より『楽』なんです。

 

 

何も言わずに、「自分はこんなに我慢しているのに、わかってもらえない」

という気持ちを抱えている方が、

 

勇気を出して、気持ちを伝えるより、『楽』だということ。

 

 

これに気づかされたときは、

本当にびっくりしました。

 

 

自分が『楽』を選んでいただけなんだと。

 

正直に言うと、認めたくない思いもかなりありましたが、

 

受け入れてみると、

 

「言いたいことが言えない」

 

というネガティブな気持ちも消えました。

 

 

今、同じ状況になったとき、

言いたいことがはっきり言えるかどうかはわかりません。

 

でも、それについて自分の中でグルグルと思い悩むような気持ちはなくなりました。

 

 

「言うかもしれないし、言わないかもしれない」

 

 

どちらでもいいかな、と思います。

 

自分で選んだんですから。

 

 

大切なのは「我慢させられている」のではなく、

 

「自分で我慢する方を今回は選んだ」と思えることではないかなと思います。