photo:01



スペイン地元紙マルカの見出し。

●バルセロナ×バイエルンミュンヘン○
1stレグ0-4
2ndレグ0-3
2戦合計0-7

こんな日が来るんだと、やはり完璧なんて無いんだと、改めて感じさせられた。

バイヤンの勝因は守備。
多分、全員に担当のマーカーがいて、ボールがあるサイドとは逆のサイドの選手がマーカーを見つつマーカーとボールを保持してるバルサの選手の間に入りパスコースを消す。そして何より凄いのが尚且つボールに寄って行った味方選手が外したマーカーを逆サイドの他のプレイヤーが意識的に見れるポディションニングをとる。これを瞬時に繰り返す。
マンツーマンの進化系。
これはポゼッションサッカーに1番効くし、ある意味完璧にシステム化されたバルサのサッカーにしか効かないと言っても過言ではないかもしれない。
バイヤンのスカウティングとハインケス監督に拍手を贈りたい。
逆にバルサのビラノバ監督は選手のモチベーションを上げるモチベーターとしての仕事を放棄していた様に思う。
ロッベンの一点目の後、選手を鼓舞するのは、GKのバルデスでもゲームキャプテンのシャビでもなく監督で無ければならないはず。
それにしても、バイエルンは強かった。最前線のマンジュキッチからファンブイテン、ボアテングのCBまでが勝つ為のサッカーを徹底したという結果ですね。
皮肉にもこのバイエルンを来期から率いるのはバルサの黄金期を作ったと言っても過言ではない監督、グアルディオラって言うのもなんとも言えない。

これから、バイエルンはどういうチームになるのか、そしてバルサはどう修正してくるのか?
そして、CLの決勝。もう一つの準決勝でこれまたドラマを起こしたドルトムントとバイエルン。どちらがこの混沌とした今大会に終止符を打つのか。
楽しみでしょうがない。