こんにちは、ご無沙汰いたしております。
約一年と半年ぐらいになりますが、皆様お元気ですか。
競馬ファンの方々はもちろん、少しお金儲けをお考えの方や、ちょっと
お馬さんを好きになりそうだなって方、など等、とにかく一人でも多く「競馬」を
通じて何かお役に立つ事が出来るきっかけにこのプログがなれば好いな
と思っています。
ちょっと余談になりますが、お付き合い下さい。
私と馬の初めての出会いは、小学校に入学をする前の頃です。
日本海に面した田園地帯の農家です。時代は随分と昔のことですがトラクター
や耕運機などが農家で働く牛や馬に取って変る端境期です。我が家にも当時の
時代の先端を走る黒煙をあげて猛烈に爆音を出すエンジン搭載の耕運機が来た
お陰で、それまで酷な重労働に耐え農家の生活を支えてくれた牛達は兵役を終えた
兵士の如く静かに去っていきました。
空いた牛小屋に、となり村の一頭の力馬が山の雑木を切り下ろすために、一年
ぐらいの間、間借りすることになりました。
思い出すのは、冬山の雪のちらつく最中に重ねて束ねられた木を引きおろす
馬の姿です。飼い主の号令とともに一気に力を前足にかけ、そして踏ん張ると同時
に鼻から噴出す白い息は、何ものにも例えがたい「力」を感じたものです。
日没まえに馬はその一日の仕事を終わり、夕日に向い山道を引き手に連れられ、
背中には山仕事の道具一式を積んで、パッカ、パッカと鳴らせて夜の寝床になる
牛小屋にもどる。そんな日々の繰り返しの間隙をぬうようにして、豊作を祝う秋の
親祭に借り出される時の馬の顔は子供のころの私の目には別段嬉しそうにはとても
映りませんでした。
そんなこんなで馬と関わった略一年、山は丸坊主になり、次の雑木の茂った山に
引っ越すための一応の支度を終えて、まつげにぬかの粉が付いた目元でひと時の
安堵といっしょに食べていた草を入れていた餌箱を最後の荷物として胴の横にぶら
下げたとき、傍らに生えていた若草をおもむろに引きちぎって口元にもっていったの
を覚えています。
「さ、い、な、ら」もまともに言えないまま。
大きなお尻の真ん中を風を這わせながらゆれる尻尾で、まとわりつく風を振るい
ながらまたいつものようにパッカ、パッカと歩を進めていく姿は、遠くに小さく観える
までこの調子はかわらないようでした。
田舎の原風景から消えた、田舎のはなたれ小僧と馬の出会いの思い出は今でも
ほっと穏やかな気持にしてくれます。
そして、私自身もあれから月日を重ねた分程ではありますが、淡々と優しく生きる
ことと力強く生きることの兼ね合いの大切さをあの馬に教わったような境地にも誘って
くれます。
私は、生業も容姿も違うサラブレッドを見ても感じるものは随分とあの力馬と重なる
ものがあります。
ウマって、本当に不思議です。
馬の話は限がないので、ここらへんで、このたびのプログの本文に入っていきます。
ここまで、お付き合い頂き、ありがとうございます。
ところで、馬券を買う際に予想が必要になりますが、その予想のためのファクターと
して必要な事柄は必要でないものはないといえば限りがありません。確かに、ファクター
を削り落としても必要最低限のものはあります。馬柱は当然ですが、。
前に出る馬と最終コーナーを出て差してくる馬と分けて考慮の上馬券を構成して投入
する必要があります。
当たり前のことですが、競馬はレースの最終結果はどうなるかを当てるゲームですから
スタート直後の序盤戦の馬群の展開の予想ファクターが必要だと考えます。
競馬新聞をひととうり見渡す限り(全てではないと存じますが)上記に関する
予想ファクターを掲載している新聞が一誌もないのです。
次回は更に詳しくお話したいと思います。