感動的な出来事。。
今日、駅からのいつもの帰り道、
自転車を走らせていたら、
道端に何かを見つけました。
暗くてよく見えなくて、
近くに寄って見てみたら、、
そこにはまだ若い猫が倒れていました。
横には女の人が一人、
見守るように立っていて、
すごく気になったけど素通りをしました。
曲がり角まできて、
やっぱりすごく気になって、
このまま帰ろうかすごく悩んで、
ずっと猫がいるところを振り返っていました。
猫がいる道の向こう側をパトカーが通るのを見たら、
勝手に体が動いてパトカーが通りそうなところまで回り道をしました。
そうしたらちょうどパトカーが赤信号でとまっていて、
手を挙げてパトカーに近づき
『道端に猫が倒れていたんですけど…』
と警察の方に伝えたら、
『110番された方ですか？』と言われました。
『いや、違います。』
と言ったら
『今向かってるところなんですよ』
と言われたので
『お願いします。』
と言って猫がいるところまで戻りました。
ずっと立っている女の人に
『あの、110番しましたか？』
と聞くと
『あっ、はい』
と言われ、この人が電話したことがわかりました。
『死んじゃった猫ちゃんですか…？』
と聞くと、
『私もわからないんですけど、歩いていたら暴れてて、そうしたら急に動かなくなっちゃって…たぶん車に轢かれちゃったのかな…』
普段からこの道ではよく野良猫が歩いてるのを見ていたし、
猫が倒れていたところが道の真ん中だったから、
たぶんそうなのだろうと感じました。
パトカーはなかなか来ず、
また同じ道を回ってくるかもしれないと思い、
その道まで行って待機してたらパトカーが来ました。
『こっちです』と誘導させて、
無事に警察の方がやってきました。
警察の方の手には数枚のビニール袋。
『寒い中ありがとうございます。
一応市役所に連絡して預けるかたちになりますので』
と言われ、
二人の警察の方は猫の頭と足をそれぞれ持って袋の中に入れました。
じっと見ていたら、自然に涙が溢れてきました。
『ありがとうございました』
と警察の方に言われ、
わたしはその場をあとにしました。
自転車をこぎながら、
涙がとまりませんでした。
車に轢かれた瞬間、
すっごく痛かったんだよね。
自分も何が起きたかわからないで、
必死に必死にもがいてたんだよね。
頑張って、生きようとしてたはず。。
まだ若い猫なのに、
一瞬にして人間にいのちを奪われてしまって、
本当に本当に胸が痛かった。
家に向かいながら、
自分でもびっくりするくらい
涙がとまりませんでした。
家に着いて、
飼っている犬が嬉しそうに元気にしっぽを振って走ってくるのを見たら、
また涙がとまりませんでした。
犬猫には、
飼い犬、飼い猫、野良犬、野良猫がいて、
生き方がそれぞれ違います。
生き方が違うのなら死に方だって違う。
それが動物の宿命なのかなって
思いました。
そして、さっきTwitterで見つけたツイートが、
救われた5匹の猫のことでした。
悲しすぎる出来事があった同じ日に、
自分のTwitterからこのようなツイートがあったのも、
何か意味があるのかなと思いました。
同じ日に、
失われたいのちと
救われたいのちを見た。
不公平というか、
それが運命なのかというか、
すごく複雑な気持ちになりました。
それが世の中のつくりなのかな。
いのちには、
短いいのち、短くないいのちがある。
今日、
道で倒れていた猫は
まだ若かったけれど、
それが
その猫の寿命だったのかな。。
でも、
悲しい気持ちでいたのを
5匹の猫に関してのツイートに
少し救われた気もしました。
一匹でも
失くなるいのちが増えないでほしいな。
一匹でも
救われるいのちが増えてほしいな。
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