「私、いっぱい食事したから、今はおなかが膨れちゃって、もう動けないの。」
「あらっ、なんだか眠くなってきたわね。ここらで、ちょいと寝ようかしら。」
しかし、この直後に悲劇があることなど、予期もしませんでした。
休んでいたため、周りの気配に気付くことが出来ませんでした。
物凄い勢いで何かが迫っていることも…。
そして…
悲劇は起こりました。
「バーーーーーン!!!」
辺り一面、血の海と化しました。
「知ってるか。5丁目の奥さん、即死だったらしいぞ。」
「まあ、なんて酷いことを。私が、敵とりに行ってくる。」
「やめときな。そんなん、行ったって返り討ちにあうだけだよ。」
「でも!」
「いいから、おとなしくしてな。」
その後、こっそり脱け出し、敵討ちに行ったはいいが、やはり間一髪殺られる寸前でした。
はい、という訳で、季節外れの蚊さんの話でした。
4ヶ所くらい刺されたけど、蚊もお腹いっぱいだったんでしょう。壁に張り付いたまま、動きませんでした。それを発見し、平手打ちを一撃。
私から、かなりの食事をしてらっしゃったようでして。
あとは、言わずも分かると思います。
もう1匹、見付たんやけど、残念。
というお話でした(笑)。