占星術師のDee Nakagawa(ディー・ナカガワ)です。
電話占いヴェルニで電話鑑定してます。
原宿占い館塔里木(タリム)で対人鑑定しております。
Zoom(ズーム)鑑定始めました。
クライアントの方、顔出し無しでも可能です。
私の方もモニター無しでも可能ですので、電話と同じ状況でもご利用できます。
お支払いは各種カードが可能。
料金は
50分間 10000円 です。
30分希望、あるいは延長をご希望の方は30分5500円から。
ぜひこの機会にお得なZoom(ズーム)鑑定、是非ご利用になってみてください!
下記画面より予約入れていただければ、私の方から招待させていただきます。
コロナで時間が止まっていたカルチャーやアートシーンが動き出した感じがします。
社会が動けば大衆文化はエネルギー活性化します。
音楽とイメージってやはり好きで。
Sound&Vision、今もポップの中身ってこれです。
私の意見というか好みですが、いい感じのPOPミュージックとかアートのポピュラリティーほどアイロニーが強まると思うんです。
また国内と比べ海外発だと、皮肉、批評性が直接的だと思います。
POPミュージックやアートで、どこか捻くれて皮肉な傾向が強いタイプは地頭の良さを感じます。
日本だと、今でもかわいいとかの牡牛座的な優しい共感感覚の方が受け入れられやすい。
日本人は所有することが好き。
“自分のもの”というコレクション感覚。
数年前にファッション雑誌の仕事で韓国のソウルに1週間滞在したことがあり、国内の取材だとよく一般人のコレクターの取材を挟んでいたのですが、せっかく行ったソウルでは一般人への取材は全くなかった。
日本だと、凄い数のコレクションを所有する個人的なマニアの人って少なくないんです。
それが、そういう人はソウルにはいないと、現地韓国のコーディネーターの方はおっしゃっていました。
カルチャー的歴史が東京のが長いのもありますが、日本人の牡牛座性を感じました。
東京都なんかも牡牛座です。
アイロニーというのは所有ではなく、共有できる情報や何かに対する批評。
もし皮肉で棘がある作品やコレクションだったら所有しても痛いとか、どこか敬遠されがちになるかもしれない。
海外の方がアイロニーは育ちやすいかも。
ものの言い方も、日本って違うんですよね。
大きな違いは、日本の場合ボトム(底)に合わせる価値観ということではないでしょうか。
イギリスやアメリカはトップ(頂点)に合わせようとしますし、優れたものや人への敬意は日本より強い気がする。
日本のことわざの「出る杭は打たれる」には、 “個性を許さない” という怖い意味も存在します。
同調意識が個人の自由意志に勝る。
逆に弱い何かに “気を使ってあげる” のは日本の美徳。
ところで、皮肉さの源の「批評性」というものは大事だと思います。
真面な学識と力のある批評家の存在しない社会業界は、権威のある形に発展できません。
批判なくして何を修正していけばよいのか分からない。
占い業界なんかは占い評論家とか出て来る訳ないし、先行きどうなるのか💦
安倍政権時代にクールジャパンといって日本から発信できる伝統芸能やサブカルに多額の予算つけていましたが、結局大したものは生まれてない。
それまでの日本人の自虐性と自虐史観を覆そうと自画自賛ばかりしたので、何かを修正し発展しようという意識はほぼ芽生えなかったと思います。
POPアートの元祖アンディー・ウォーホルとかだと、感覚的な批評性は顕著でした。
元々のウォーホルは繊細で古典的な画家といった資質の人だったのが、時代性の取り入れ方で大衆性を手に入れました。
初期作品。
シルクスクリーンよりこっちっていう人、少なく無いはず。
これを彼なりに俯瞰し再構築したのが、後のシルクスクリーン作品という気がします。
そこまでしないとポップアートは生まれなかった。
下記は私がFree&Easy誌に書いた過去のインタビューと記事。
ロキ・リキテンスタインとかもコミックですが、メタ・コミックという感じ。
リキテンスタインを映像に組み込んだゴダールも、初期から続いて未だ批評性も凄いものがあります。
彼に何か言える映画映像作家は皆無。
「映画史」は彼のカイエからはじまった映画評論家としての集大成的書籍。
高レベルな批評とはこういうセンス、個人的には非常にカッコいいものだと思います。
「映画史」は過去のあらゆる映画映像からゴダール自身が再構築して作ったもの。
編集狂ゴダールならではの、フィルムとは思えない出来です。
批評って現実的手段として編集が大事かもしれません。
「映画史」は個人的にもフェイバリットで、これ見に何度ユーロスペースに通ったか。
またやったら行きますね。
この時のテキストも良かった。
ユーロスペース凄い、というか日本のカルチャーの批評性はレベル高かったと思います。
お笑いではモンティ・パイソン。
アイロニカルの塊、根底にあるのはイギリスという国への批評性で、とにかく面白いんですよね。
音楽だとデヴィッド・ボウイの音とビジュアルは批評的でユーモアもあってよかったし。
大御所を並べても、批評的な作風のポピュラリティーを獲得したアーティストは魅力的に感じます。
時代への意識的なスタンスを表現した人達で、時代を描く自分と対象との距離や見る視線まで作品に残している訳です。
元々の資質がなければ出来ない。
受け取る側にベタベタくっ付いてくる感触とは違う、意識的な視線が彼らの作品には顕著です。
現役のアーティストで意識的なPOPセンスを感じ、個人的にお気に入りなのがゴリラズ。
(画像はwiki)
やっているのは元はBlurのデーモン・アルバーン。
Blurからどう変わったかというと、
途中からBlurのギターバンドとしての音だけでは収まりきらなくなっていたようですね。
Blurが落ち着き始めて確か2005年くらいだったと思いますがデーモンが「ゴリラズ」名義で“Feel Good Inc” とか出し始めた。
アイロニカルで鬱でまとまらない感じとか凄く良くて、よく聞いてました。
今も聞いてて、今の方が来ることあります。
こういう行き止まり感や疎外感の方がリアリティがあり、共感してしまいますね。
ポップカルチャーにみられる未来とか夢や希望といったものは、どうしても現実に裏切られていきます。
ゴリラズはイラストのジェイミー・ヒューレットと作ったキャラも良いし、始めたのは2001年で音とビジュアルでバーチャル作るコンセプトは同時代から15年くらい先を行っていたのでは。
好きな人は丸ごと入れそうな世界観。
和訳も誰か上げてて面白い。
I got sunshine in a bag の“sunshine”はデーモンのブラーだと90年代、“カリフォルニアホワイト”とかあったし、そっちかと思っていた。
金の意のスラングあるか知りたいところです。
このどこかねじれたアイロニカルな設定や音。
リーダーというか主催してる人、デーモン・アルバーンをホロスコープで見てみました。
ポップという事だと、何といっても彼のMCの天秤座です。
POPMUSICの世界で成功しつづけることは彼の人生の目的といっても良いでしょう。
このMC天秤座の守護星金星で作品を作ることは彼にとっての人生の成功にも繋がる。
天秤ならではの時代性とデザイン感覚によるポピュラリティーの獲得は、彼にとって成功の証です。
もともとジェレミー・ヒューイットと始めた時は97年頃のポップシーンに幻滅して始めたゴリラズ。
デーモン・アルバーンにとっては一般的な感じで成功したいだけでなく、ポップシーンの中での自分達の質やあり方も大事だと思います。
そのMCに土星がオポジション。
土星は集中や維持、制限などをMCに与えるので、この方向で行こうといったコンセプトは重要になります。
同時に反省と検証もしてくるので、MCが意識的になりそう。
この土星もアイロニカルな色を添えています。
さらにアイロニーという事で言うと、星で言えば天王星。
天王星は革新の星ですが、同時に常識にとらわれない風変わり、へそ曲がりなあまのじゃくさがあります。
実験性やエキセントリックさも併せ持つ。
ゴリラズのリーダーのマードックも性格設定は『ゴリラズのリーダー。喫煙者。フルネームは「マードック・アルフォンス・ニカルス(Murdoc Alphonce Niccals)」。毒舌でひねくれ者。くだらない忌々しい世界に復讐する野心に目覚める』とかも天王星チックです。
この9ハウスの天王星は1ハウスの月にトライン。
冥王星も月にトラインしています。
デーモンとしては音のスタイルを新たなイメージがあるなら実験したい、変えていくことを気持ちの上では決定したい人です。
このあたりはブラーからゴリラズになっていく彼の変遷でもありそう。
デヴィッド・ボウイなんかも次々に音もヴィジュアルイメージも世界観も変えていきましたが、デーモンも彼の月である感情的には変遷したい。
ただボウイのようにスムースではありません。
彼の月は彼の行動パターンやエネルギをつかさどる火星にスクエア。
おそらくブラーがギターバンドだったから余計に、音を変えたくても火星スクエアに阻まれて中々変えられなかったのではと思います。
このネイタルでそれが現れているとすれば、ゴリラズも一度作り上げたらそう簡単にスタイルや音を変えられる人ではない。
どうするかというとゴリラズはそのままで別のプロジェクトを、“変える”のではなく“始める”のでは無いかと思います。
アフリカやアラブミュージックも好きみたいだし。
またデーモンはこの月とスクエアの火星と同じく、太陽も牡羊座です。
デーモンなんかは牡羊座的に見えにくいかもしれず、それは逆に一般的な牡羊座のイメージがかなり偏っていることも理由の一つだと思います。
私も実は牡羊座なのですが「意外」とか「そう見えない」と言われます。
牡羊座でよく言われるように、暑苦しかったり好戦的な感じでもないですし。
デーモンの太陽牡羊座2,27°という度数に私も近く、よく牡羊座の若い度数の特徴は子供じみているとか、子供だとしか言わないお年寄りの占い師の方などいらっしゃいます。
たしかに新企画新展開とか好きですが、一概に若いとか子供だと括るのはどうかと思います。
話が飛びますが、インドの覚者OSHOラジニーシの「OSHOの次に来るのはこの人だ」と言われていたくらいヒーリング能力やリーディング能力がズバ抜けていた“フーマン”というアラブ系の覚者がいました。
まだ若くしてハワイで亡くなったのですが、彼の度数は牡羊座の0度でした。
牡羊座でも子供っぽいどころか年代問わず会う人全てに理解と共感を示したし、社会的な成功者達からもリスペクトを受けていました。
リーディングになると常識を超えた能力を当たり前みたいに発揮した人でしたし、今も信奉者の方々には当時と同じくらい親しまれているというか。
彼のセッションを受けた人達は、フーマンより感銘を受ける覚者、ヒーラーはその後はその後出ていないとよくおっしゃいます。
そんな人だっている牡羊座ですが、デーモン関係で確かに「うゎ、これは牡羊っぽいな」というのが今年のリオ・デ・ジャネイロのゴリラズのライブでした。
デーモンの衣装とか凄いんですよね。
ピンクのギャルソンのウィンドブレーカーにピンクのストーンアイランドの半ズボン、ピンクのキャップに無精ひげにゴールドチェーンに「そのメガネどうしたん?」というBボーイみたいなグラサン。
リオの観客って熱そうですごい数だし、稼げるのは良い事ですが「ハンパなことやったらダメだ」とか思い切ってスタイリスト共々圧でこうなったとか。
何とかしなければと思うと「とにかくパワー出そう!」とか思ってしまうところは牡羊座はあります。
とはいえ、そのうちまた捻じくれたゴリラズのデーモンに戻るのではないでしょうか。
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