年末年始、思ったより休めないので
大好きなお笑い番組の為の
TV録画HDDを買っておけばよかったと本当に後悔している
後藤大です。
さてもう一曲
イントラナンバーで振付した作品の件を語ろう。
振り返ってみて
阿佐ヶ谷みんなのスタジオは
JAZZ系のクラスが少ないので
「イントラナンバーは誰とやりたいですか?」と問われた時に
正直どうしようか悩んだ。
でもやはりこれも正直に云えば
ストリート系とアクロ系のイントラさんが多い中
(出来るか分からないけれど)俺とJAZZをやりたい、と謙虚に思ってくれている先生となら
作品が作れる、と思えた。
自惚れているワケではないが
(JAZZ、もしくは俺の創り出す世界観に)
前向きになってくれている人、はたまたそうではない人は
一目見て、話さずとも分かる。
俺が指名すれば
はい、頑張ります
と、みんスタのほとんどの先生が言ってくれるだろう
(俺が年上なので)。
でもそれは心からではなく、きっと無理して言っているだけに過ぎなく
無理矢理「OK」と云わせたくなかったというのが本音だ。
イントラナンバーという枠だけでなく
女性が多いジャンル故なのか
男性だけで踊るJAZZダンスは
【カッコいいもの】と信じて止まない。
そうなるとお願いするのは
JAZZというジャンルに謙虚でいてくれて
俺の世界観も認めてくれているだろう
そして
イントラナンバーで振付お願いします
と言い出しっぺの
みんなのスタジオ主催、飯島裕太君ただ一人だろう
という事で
今回の作品は二人だけで踊る事としたのだ。
俺の世界観が嫌いなら
5年近くも俺を雇い続けないよね、という根拠しかないけど(笑)
否、JAZZに謙虚という姿も感じられたというのも補足しておく。
とにもかくにも
彼と二人だけでスローJAZZをステージで踊るなんて
こりゃ本気じゃないと間が埋まらんゾ

とはいえ
正直肉体的ピークを過ぎた俺と
JAZZに前向きだというだけで本職ではない裕太君と二人で
ナニを創るべき???
と試行錯誤したものだ。
よし
じゃテーマから作ろう
といって出来たのが
今回の「天使と悪魔」だった。
衣装は至ってカジュアル。
普段着なのではというくらいに
二人ともデニムジーンズと
俺は悪魔だから黒シャツ
裕太君は白シャツ。
キャラクターは
前のブログにも書いたが
配役はぱっと見大事にするので
必然的に俺が悪い方、ね。
二人で間を埋めるべく
名曲にしよう、と
映画「レオン」のサントラ。
個人的に昔から大好きな曲で
観に来ているお子様の保護者の方の年齢層を考えても、知名度の高い名曲。
間を埋めるべく選んだ曲としては申し分ない。
トランプのハートやスペード、クローバーにちなんだ歌詞の為
カードの「裏」と「表」という意味合いから
一人の人間に備わる裏表、善人と悪人の闘いをテーマにしたのだ。
今回の僕の振付の答えは
「悪人」の勝ち。
曲自体もアコースティックギターの寂しい調べが、善人の勝ちにはなりづらく
すれ違いざま、善人が殺られるというストーリー。
心の葛藤で過去に
悪が勝ってしまった事はありませんか?
と、観てくださった方々に問うストーリーとなった。
本番は撮影出来てないので
リハ動画の一部を。
音が著作権に引っ掛かるらしく、無音ですみません

毎回僕が創る作品は
そのほとんどにテーマをのせる。
それが伝わるのか
わざと伝わらせないのか
エンタメ好きな俺としては
解りやすく作るのが好きだが
それは面白い作品に限る。
何故かと云えば
シュールな作品ほど訴えたり伝えたい内容が
ま、自分でいうのも、なんだけど
説教臭いんだよねぇ〜

これを解りやすくやると
せっかくいい踊りしたとしても
自ら好感度下げる
結果になっちゃうし(笑)


…元々好感度あるかどうかも知らんけど

だからこのブログでせめてこんな事表現したんだよね~
っていう事になっちゃうワケです

だってわざわざ足を運んで楽しみにステージを観てくれたお客様に
説教かよ!?
と思われて嫌われちゃダメでしょ

てなワケで今回の裕太君とのイントラナンバーは
リハーサルもしやすかったし
いいのが出来たのでは?
と勝手に思ってますね。
生徒のとあるお母様が過去に僕に言ってきたけど
「だいさんの振りは観賞用です」
と言ってくれた(?)通り
アツく
やればやるほど

見てくれた生徒さんが「自分には無理です」等々
感じるとの事

なので今回のイントラナンバーは
生徒さんが増えるのでも無さそうです。
え、じゃあ
踊り損?
…いやいや
どこかできっと
あんな風に踊ってみたい
と、思ってくれている人もどこかにいる
と信じてこれからもガンバりますよ



今年ももう終わり。
来年2018年は
ブログを読んで下さっている方々にも
進展していることや、はたまた下らない事も今年よりももっと多く

こちらにアップ出来るよう日々精進しますので
宜しくお願い致します






