もつ鍋のもつを、いつ飲み込んだらいいのか未だに分からない
後藤大です。
3月26日Try-fullというイベントの本番にむけて
生徒に指導真っ最中。

レッスン内での振付では間に合わないとのことで
外部リハを2回させてもらったのだが
今回はテクニックもそうだが
なんといってもテーマが難しく
というのも
「自分の息子(子供達)を
戦争に送り出す母の気持ち」
という
俺も含めこの作品に関わっている誰もが経験していないことを
ゼロから想像しながら作っている訳なので
辿り着ける訳もない
そのリアリティに迫る為には
時間が足りるなんて事はないのです。
ただ
今回は生徒達に
どこまで作品を理解しようとするか
自分達なりに何を想像して踊るのか
理解出来ないなりにも
感じる事が大切と思い
そして
「家族愛」や「戦争と平和」
はたまた「生と死」の
この永遠のテーマに各々がぶつかってほしい
そんな思いから
このナンバーに取り組んできて
本番一週間を切った月曜に仕上がったのだが
テーマは述べた通りに非常に難しく
テクニック的にもかなりの難易度なので
いい意味での妥協
つまり
まずは生徒が怪我せず、今までの練習の成果を本番で出すというところまでは出来たので
OKとしようか
と思っていた矢先に
生徒達が
「リハしたいよね!」「足りない!」
と話しているところから
追加リハーサルをする運びとなった。
これって
先生、いや
少なくとも俺からすれば本当に嬉しいことで
いつもは外部のリハをしたい
と、こちらからお願いしている立場で
でも生徒やそのお母様方からすると
レッスン内で終わらせてもらいたいと感じている方もいるかもしれない
とも思いながら
でもそれでも生徒や作品が少しでも良くなれば…
と思ってお願いしていたことが
今回は生徒の方から
「追加のリハーサルをやりたい」
とお願いしてきてもらえた事がとても嬉しかったのだ。
こんな些細な事だが
逆にそれが皆の心の成長をリアルに感じ取れたといっても過言ではないのだろう。
月曜のコンビネーションクラスは今回のこの作品で一旦の幕を降ろす。
Try-fullという
ストリート系がほとんどのナンバーで埋め尽くすこのイベントで
今回のこの作品は
過去に出してきたナンバーの中で、一番の意味深い
命の尊さを問う様な
『逸曲』となるのではないだろうか。
もしお時間ある方は観にきてほしい。
まだまだ終わらないつもりだが
縁というものの定めには逆らえず
作品性の強いナンバーを作るクラスが出来るまでは
このナンバーが当分の見納めになるだろう。
僕も当日は
生徒の飛躍と成功も含め
感傷深く作品を
客観的に観てみたい
そんな気持ちで今はいる。
皆様
応援してください。
宜しくお願い致します。