遅れ馳せながら

12月23日の本番の感想を書きたいと思う。

振付したナンバーがあり

今回は
「堕天使」と「江戸のお嬢」二作品だった。

コンセプトをハッキリさせると
僕は俄然、勝手に張り切る。

自分の中で
役者と演出家、そして振り付け師の三つ巴が騒ぎ出す。


そういった意味だけでいえば
今回は踊りだけの作品としての最終形態に限りなく近い作品になりつつあったことに
武者震いしてきたのだ。



でもそれは
集ってくれた生徒さんの
技術力もそうだが
思いいれの熱さ度合いがある程度高くないと出来ない事である。



振り付け師、指導者だけ空回りしてもいけない
脱落者も出さなく
皆が協調性を持った絶妙なバランスでしか無し得ない空気感でしか

納得のいくものは出来ない。


それがもしプロダンサーだけ集めても
結果、一人ひとりは凄くても
ユニゾンが揃わないのでは、それとは云えない。

無理なく自然と奏でるユニットでなくてはいけない
そうなればもうある程度は自然体に任せざるを得ない。



実はそうでない方法論も知っているが

それは例えば
オリンピックの様な大会、もしくはダンスで云えばコンテストに優勝させるのを目指すような

脱落者するものを排除していく、していける教えをするならば

作品としては高いものを創れる事をしっているのだが


僕はやらない。やりたくないのである。



そしてそれが決していい作品と思ったことがないからである。

個人の見解で「好き」にはなれない
という事なので
いわゆるガチ揃えのチームを育成、そしてそれをステージに形にしていく方向性も素晴らしい
と思う方を否定するものではない事も付属しておく。




要は
いい作品には
絶妙のバランスが必要で


これを1(いち)インストラクターが操るのは到底無理な事なのだ、ということで


ただただ
僕の作品や振付を気に入ってくれ
そこに集ってくれた人に感謝したい


ということなのである。








人数は5人と少ないが

チームワークや雰囲気などはその人数が膨らめば目が行き届かず


今回はこの5人でしか奏でられない素晴らしい「色」を魅せてくれたのでは


と思って止まない。




次回もすでに
作品の事を視野に入れての指導もしている。


出来る事をやらせるのか
もしくはリスクを背負って新しい事をやるか

を考えている。



楽しみだが
不安も満載。



これが
アートの「産みの親」の苦労の一端であるだろう
と思いながら




次に進んでいく。






今後も作品と共に
生徒達の成長をも楽しんでほしい





と思っている次第である…!!