妻からの電話。


出ると、まくしたてるようにこんな言葉を浴びせてきた。


「何てことしてくれたんだ💢」


「こっちの話も聞かずに、向こうと話をするなんて、信じられない💢」


「どうしてくれるの?」


妻としては、浮気相手であるC男との関係を終わらせられることが、納得いかないのだ、、、

ついにはこんな言葉も出た。


「好きなんだから、しょうがないでしょ💢」


自分の夫だろうと、恋路を阻むものは許せない。そういうことなんだろう。私は言葉を失った。


なお、最後まで彼女から、謝罪の言葉が出てくることはなかった、、、

まさか、ごめんなさいの一言も聞けないとは、、、


電話が終わり、私は前身の震えを感じた。


様々な感情が入り混じり、平常心を保てない。


自分を責めた。

妻を責めた。

妻の浮気相手を責めた。

何が悪かった?

何を間違えた?

これからどうなる?

離婚するのか?

子供はどうなる?

俺の人生はどうなる?


その夜は人生で最も辛い夜だった。


一睡もできず、ホテルをチェックアウトして出勤。


気分は上がらず、何もやる気が起きない。

体調不良ということで通したが、あまりの変貌ぶりに、職場の人達はどうしたことだと、ざわついていたようだ。


何とか仕事を終え、家路へ。


さて、妻とどう話すか。


最寄りの駅から、自宅まで数分なのに、道のりが遠い。


ようやく辿りつき、玄関ドアを開けた。