すぐれたドラマ作品の脚本に贈られる第26回向田邦子賞に、脚本家・坂元裕二氏(40)が「わたしたちの教科書」(フジテレビ系、07年4~7月)で選ばれた。教育現場を舞台に人間の普遍的な闇を描いた。

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20080409-346116.html

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わたしたちの教科書 DVD-BOX ~ディレクターズカット完全版~
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これは納得ですよねえ。
と言いつつ実はこれ、本放送は見てなくて、というか時間がなくて見れなくて、今DVDで少しづつ鑑賞してるところなんですけど、第8話まで見進めた限りでも、この脚本家は相当な力量だなと思います。「現代の中学生を取り巻くリアルな問題」の盛り込み方も、昨年度やたら制作された他の学園物のドラマから、一歩抜きん出ていました。
僕は特にドラマ好きというわけでもないので、普段脚本家を意識することはないのですが、調べるとこの人、けっこう有名な作品書いてるんですね。もっと若い人を想像していたのですが、40歳とはちょっと驚きました。
「わたしたちの教科書」は、いじめをテーマにしたシリアスな学園物ですが、サスペンスの要素もあって、演者にも、微妙な表情一つ取っても、かなりの力量を要求されています。
出演は菅野美穂 伊藤淳史 真木よう子 酒井若菜 谷原章介 水嶋ヒロ 大倉孝二等
生徒役は志田未来 谷村美月 冨浦智嗣 鈴木かすみ 柳田衣里佳 伊藤沙莉 等。やはり向田邦子賞受賞作の「女王の教室 」と出演者が若干カブっているのは気になるところですが。
谷村美月の幼少時代役に佐藤未来。そして志田未来の幼少時代役の小野花梨がまあ、姿といい声といい、実に「可哀想」な雰囲気の子で、見てるだけで泣けそうでした。
http://news.goo.ne.jp/entertainment/talent/W08-0132.html

第8話まで見た限りでは、「学園」はそれほど舞台になってはいないのですが、それにしても今の中学ってあんな感じなんですかね。なんだか鬱々としてくるものですが、まあ、その暗部を凝縮してドラマとしているわけだし、空気としては僕の中学時代とそんなに変わっていないのかなとも思います。