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それほどに俺は……リノを愛していた。



そのはずだった。



だけど……。


正直に言うと、時間が経つに連れて本当にそうだったのか?と疑念が湧いていた。



恋愛は、お互いの気持ちが上手く重なり合わないと悲劇だ。


そして上手くいくなんて、とても奇跡的な事なのかもしれない。



俺は、最初リノとは大丈夫だと思っていた。


いや、そう信じようとした。


だけど……。



結局それは、俺の独りよがりだったんだ。



俺は、本当にリノを愛していたんだろうか?



カラダの相性は、良かったと思う。


俺は、リノを誰にも渡したくないと思った。



だけど、そんなことは恋愛の一部でしか無い。


そんなことは、俺だって良く分かっていた。


だけど……。



俺のリノへの感情は……今の感情は……ただの未練なのかもしれない。


リノを失いたくなかったという……それはカラダも含めて……。



そんなことを考えながら、アテもなく夜の秋葉原を歩く。



さっきまで、はしゃいでいたエンジェルが大人しくなっていた。



「……ごめんな、エンジェル……俺は……そんな男だから、さ……」


「……ううん。良いんだよ、ユート。あたしは全て理解してるからね……」



ありがとう……君に出逢えて良かった……。



そのとき俺は、リノにも感じたことのないような感情を感じていた。



全てを受け入れられるという幸せ……でも、これは……やっぱり、幻なんだろうか……?