18
亮二は、その日から真剣に悩んだ。
これからの春子とのことを、真剣に……。
亮二の部屋の留守電には、春子からの電話はなかった。
悩み続けていた亮二も、春子に電話することが出来ないでいた。
そして。
亮二は悩んで悩んで、悩み抜いてひとつの結論を出した。
俺は……。
その夜、亮二は春子の部屋を訪れた。
亮二のバッグの中には、指輪があった。
0.3カラットのダイヤのリング。
亮二は、春子と一緒に生きていくことを決意していた。
いや、春子だけではなく産まれてくる子供と一緒に……。
春子の部屋のドアが開く。
そこには、春子が立っていた。
しかし、春子の顔には笑顔がなかった。
いつもとは違う、そんな春子の態度に。
亮二は、不安を感じていた。
そして、春子がゆっくりと口を開く。