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「詩子……俺は……奏と、どうして別れたんだろう?」



俺は、じっと詩子を見つめた。



詩子は、驚いたように俺の目を見つめ返していた。



「本当に……何も……憶えてないの?」


「……あぁ……本当に思い出せないんだ……でも、俺は……」


「……でも?」



詩子の瞳の色が、微妙に変化していた。



それは……何と言うか……怒りと悲しみ……その両方を感じさせるような……。



俺は必死で思い出そうとしていた。



俺と奏に、いったい何が起こったのか……。



しかし、そこからは何も思い出せない。



ただ、分かっているのは……奏は、もうこの世にいないという事実だ。



詩子は、奏の死が自分のせいだと言う。



でも……そんなはずは、ないんだ。


だって、俺は……それが真実だとは思えなかったから。



しかし……俺が奏を見たのは、ほんの1ヶ月ほど前のことだ。



ということは、奏が亡くなってからそんなに時間は経っていないということか……。



俺は、もう一度部屋の様子を見渡してみる。



えっ?



俺は、視線の先に見つけたものに一瞬にして違和感を覚えていた。



どうして、そうなっているんだ……?



俺は、視線の先にあるカレンダーに目が止まっていたんだ。



どうして、なんだ……!?