同じ高校の違うクラスの生徒 17歳

校則で禁止のアルバイトをして停学処分を受けた経験があり、不真面目な生徒。
中学バレー部。高校は帰宅部。


この男とは直接話した事は結局最後までなかった。それでも何故か慕われ続けた話。


〜出会い〜

彼と私が17歳の夏。

当時Twitter(現在はX)の私のアカウントにある男の子からフォローリクエストが来た。


同じ学校で同学年なら今後関わりあるかもフォローを許可し、フォローバックした。すぐに返事は来た。


「フォロバありがとう!B組の〇〇です」


同じ学校だからとフォローされてフォローバックする事は結構あったが、律儀に挨拶するなんて偉いな〜くらいの印象だった。

「いえいえ!フォローありがとう」と軽く返事をした。


それから2〜3日後くらいに私の誕生日がやって来た。今は分からないが、Twitterは誕生日を設定しているとプロフィールを開いた時に風船が飛ぶ仕様になっていた。それを見て「今日誕生日なんだね!おめでとう」とメッセージをもらった。


誰かは知らないが祝われたらまあ嬉しい。

ありがとうとだけ返したが、そこからDMのやり取りが始まる。

内容は、部活、クラスの事や先生の噂だったり学生らしい話をしていた。

私達2人とも電車通学だった。

最寄駅は違うが同じ沿線で方向は同じだったようだ。

お互い帰宅部だった為、たまに登下校で乗る電車が被る事もあったよう。


TwitterのDMで毎日のように話していたが、LINEに変えようと提案されLINE交換をした。

そこからはLINEに移行。

  

1ヶ月程度メッセージは続いたが、直接話す事はまだなかった。

当時の私は、出来るなら彼氏が欲しかったが、成人するまでは好きな人と以外は付き合わないと決めていた。


彼の事はタイプではなかったから恋愛に発展させる事は全く考えておらず、別に会わなくても良かったと思っていた。

当時私は岡田将生や高杉真宙など爽やかで目鼻立ちのはっきりしてる色白の男性がタイプだったが、彼は色黒で体格も良く、顔は一重か奥二重でどちらかと言うと薄めだった。髪型も短髪でツンツンしていた。



メッセージ以外で話した事も挨拶を交わした事ないが、何となく同じ人物から視線を感じる事が多かった為、この人かなと思う人物はいた。

ただ、ちょっとアピールが強いなと感じ始めて面倒に思えて来たのもあり知らないふりを貫き通していた。


「今日俺の事見てなかった?俺の事知ってる?」「本当に俺の事知らない?今日目があった気がするんだけど」「今日英語辞典忘れたから取りに行った時見かけたよ」


こんなLINEがたまに送られてくる。それでも知らないと伝えた。ここまでくるとちょっと気持ち悪くも感じてきた。


しかし、顔を知って欲しいと、帰宅時に乗る電車が被った時に「今同じ電車に乗ってるよ。しかも同じ車両!笑」


目が合った時に会釈され、流石に分からないとは言えず、顔は認識したと伝えた。

私は1人で帰宅していたが、彼は友人と3人でいた為、その日も会話する事なく終わった。


地元で有名な夏祭りに誘われたり、2回程度会おうと誘われたが、当時習い事で忙しく予定も合わず、断っていた。


〜何かと理由を付けて誘いを断り続けたある日〜

彼から「今日一緒に帰ろう!」とLINEが来た。何となくだが告白される気がした。女の勘のようなものだろうか。好意はひしひしと感じていたが、受け入れる事は出来なかった為、とにかく面倒くさかった。敢えて他の友達と遊ぶ予定を入れ、今日は厳しいと断り、何とか一緒に帰る事は免れた。しかしその日の帰り道、男からLINEが送られて来た。


「今日本当は直接言うつもりだったんだけど、、、」

「好きです。付き合ってください。」


シンプルな告白だった。

でも、私達一度も直接話した事がないのに??


「ごめん。〇〇君の事そんなに知らないし、直接話した事もない人とは厳しいかな


やんわり断ったが、男はすぐには引き下がらず、LINEだけでもこんなに自分は楽しかった。見た目もタイプだしと。


これははっきり脈なしですと言ってあげなければずっと引いてくれないのではないかと思い、

「学生の間に彼女が欲しいなら他当たって」と伝えた。

青春という限られた時間を無駄にしないようにという私なりの配慮と私があなたを好きになる事はありませんという意思表示の2つの意味があった。


「別にそういう訳じゃないけど、、」


とLINEが来たが、もうこれ以上連絡を取っても気まずいなと思いそこからLINEはブロックさせてもらった。


〜同じ年の秋〜

これはその件が落ち着いて2年生の時の修学旅行で同じクラスの女友達から聞いた事である。


何故その話になったのか分からないが、宿泊するホテルにて、、、

前に彼が私を廊下で見かけたようで私の髪型などの特徴を伝えて誰か聞いて来たようだ。それでTwitterを探してフォローしたという流れに繋がったそう。


いや、その時すぐ教えて?とその女友達には思ったが、、笑


一目惚れだったらしい。


〜出会ってから2年後の夏〜

私は高校を無事卒業し、春から地元を出て関西での大学生活が始まっていた。彼の事は正直忘れていた。

この時はTwitterよりもInstagramの方を主に使っており、Twitterはアカウントは残っているが全く開いていなかった。

そんな中、TwitterのDMが来た。何だろうと開いたら、その男からのメッセージだった。


「久しぶり!元気にしてる?」

本当に気まぐれで、元気だよーとだけ返信した。


私の通っていた高校は大学進学率100%だと当時学年主任が言っていた。ちなみに浪人も含めて最終は大学に進学するという意味の100%。


高校2年の時に告白を振ってから関わりが無かった為、お互いどこの大学に進学したい等の話は全くしていなかった。


彼もどこかの大学に進学したと思っていたが、当時彼は浪人して予備校に通っていたとの事だった。そうなんだーと興味も特になかった為、これも軽く返事をしたが、最後に彼からこんなメッセージが、、、


「来年は絶対そっちに進学するから待ってて!」


何故あなたを待たなければならないの?

私にとって何者でもないのに。

少女漫画か何かかのセリフかな。


親には地元の大学に進学しなさいと言われていたようだが、彼は関西に来たかったようだ。


私は関西の大学に進学していた。

どこから漏れた情報なのか分からないが、恐らく彼の友人だろう。私が進学で引っ越す場所(都道府県)を彼に教えたらしい。情報は間違っていたが。しかし、大学調べもちゃんと出来ていない当初に取り敢えずで目指していた所だった為、私と同じクラスにいた男子生徒が彼に教えたのだろうと思った。


彼は高校1年の時にバレー部に居たが怪我をして辞めたらしい。高校から入ってきたバレー部の仲間が私のクラスメイトだったようで仲も良かったようだ。

忘れ物をする度に借りに来ていた所をよく見かけた。後から考えたら、私と会う為にわざわざ借りに来ていたみたいだった。


彼のクラスと私のクラスは偶然体育を合同でするペアだった為、他の男子生徒とも仲良くなって情報をもらっていたようでもあった。



結局私は返信はせず無視をした。




〜さらに3年後の春〜

それから私が大学4年生。大学卒業間近の時。

どこの県に配属になるかは未定だが、関西圏内で就職が決まっていた。


再び普段使っていないTwitterに通知が届く。

あの彼からDMが来たようだ。たった一言。


「今年はこっちに帰ってくるの?」


勝手に私を待たせてきたと思ったら、今度は勝手に私を待っていた。