あなたとあたしが
買ったジュース
おなじだった
わお嬉しい
あなたは偶然と言う
あたしは運命と思う
あなたは偶然と笑う
あたしは運命と思う

いちにちが終わって
ばいばいと手を振って
バタンと車の戸がしまって
あたしは振り返って
振り向かないあなたの
背中を見た

あたしがあなたに買ったジュース
あなたが前に飲んでたジュース
気になってるのアピール
気になってるのアピール
あなたは気づいているの?
あなたは気づかずに飲みほす

いちにちが終わって
ばいばいと手を振って
バタンと車の戸がしまって
あたしは振り返って
また振り向かないあなたの
背中を見た

あなたが買ってくれたジュースは
あたしが前に飲んでたジュース
あなたは平然と渡す
あたしは心が踊る
あなたは平然としてる
あたしも平然を装う

いちにちが終わって
ばいばいと手を振って
バタンと車の戸がしまって
あたしは振り返って
はじめて振り返る
あなたを見た

あたしがあなたに買ってくジュース
いつも決まってこのジュース
あなたが買ってくれるジュースも
いつも決まってこのジュース
あなたは偶然言う
あたしは運命と思う
あなたは偶然と笑う
あたしは運命と思う



音楽をただ重ねてたいんだ
好きな音を適当にずっと
歌詞が浮かばないから
適当にうたっちゃってんだ
ずっと
そう歌詞が浮かばない
別にいっか
適当で

あなたは
出逢ったあの日
失恋の痛みを背負って


切ない顔で
笑ってた


いつか
ほんとの笑顔を見せた日も 

あたしは
勝手に切なくなった

あの日の顔を浮かべてた



時間が経って

友達の失恋話をした時に

「辛いよなぁ」って言うあなたの顔が

遠くを見てる気がしてた

きっと勝手に

あの日の顔を

浮かべてた


「追いかけるんだって」
ただの友達の恋愛話
あたしはあなたに伝えてた


「追いかけても辛いだけだよ」
そう返したあなたが
また遠くを見てる気がしてた

勝手にあの日の顔を浮かべてた


あなたはあたしにふざけて言った 

「おまえも
ちょっとくらいは
追いかけてくれるか?」


切ない顔で笑ってた


あたしは

「もちろん」と言ったけど
あなたはすぐに真剣な顔で言った

「まぁそんな想いさせないけどな」

クシャっていつもの笑顔で笑った


今思えば

あたしは

あの日

幸せだったんだよね。





だけど、あたしは

いつまで経っても

勝手に浮かべてた

切ない笑顔を思い出して


あたしじゃだめなんじゃないかと
勝手に思って泣いてたの




いつも泣いてばかりのあたしに
あなたは言った

「だんだん強くなってな」
「ただ笑ってるだけでいいんだよ」と。


だけどあたしは
何故か不安が消えなくて


とうとうあなたは言った
「幸せにできない、ごめんな」



あたしは

ふざけて言ったあなたの言葉さえ

実行できずに

追いかけることもなく


ただ笑うことさえもできずに



別れて数日経った日
あなたはあたしに言った

「女の子って切り替えが早いな」って

あたしは

「そんなことないよ」と

言うことさえできなかった。


何故かあの日

あたしは強がった。




最後に

失恋の克服の仕方だけ聞いてみた

「疑問に思わない事かな」

切ない顔で
あなたは笑った


あたしは見えなくなるまで手を振った

あなたは振り返りもしなかった。




今となったら

あなたは強くなんてなかったのかな。


あなたの弱さに気づくこともなく
あたしはいつまでも

自分のことばかり考えてたんだ。







数年後、
あなたの奥さんになった人に偶然会った


「高校卒業してすぐ働いてるから
可哀想だなぁとも思うけどね」

何気ない一言で



あなたを幸せに出来る人だなぁと
思った。



あたしには無理だったなぁ。



今でも思い出すんだ、ふとした時に。


あなたの切ない笑顔を。
クシャっとした本当の笑顔を。


思い出はどこか切なくて

だけど出逢った事に

全ての出来事に

後悔なんてしてないよ


あたしの中に
あなたとの思い出は
キラキラしてて


あなたにとっても
少しか
そうだったらいい

そう思ってる。