12月ももう半ばを過ぎました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
街中が煌き、賑やかな季節、デコールギャラリーもすっかりクリスマスモード☆
久々の更新となりましたが今回は英国のクリスマスをご紹介していきたいと思います☆
ご家庭で、パーティで祝うクリスマスに少しでも楽しいエピソードの会話が溢れることを願っております。
英国でのクリスマスは家庭でお祝いするのが基本のようです。
18~19世紀頃父親がプレゼントや食器、クリスマスのお料理などをつめて持ち帰ってお祝いしていたそうです。
クリスマスの準備は前々から始められます。
①まずは11月末にクリスマスケーキを焼きます。
日本で一般に知られているケーキとは違っています。
たくさんのドライフルーツをいれたケーキに、
12月初旬ごろマジパンをかぶせます。
そしてクリスマス直前にアイシングを施すというもの。
このケーキを焼く11月末頃、プレゼントや飾りつけの
ショッピングにまわります。
②クリスマスのお祝いは12/24~1/6までの12夜。
12/24になるまではお肉料理は食べられません。
お魚料理とシャンパーニュ、白ワインを頂きます。
③クリスマス当日はお昼間に教会へお祈りに行きます。
そしてクリスマスランチョン(お昼間の食事)かディナー
でお祝いします。昼間の方が正式だそうです。
☆menu☆
・赤ワイン
・(前菜、パンは無し)
・ローストターキー
・ローストビーフ
・芽キャベツ、ブロッコリーなどのお野菜
・ピッグインブランケット
(焼いたベーコンで巻いたソーセージ)
・クリスマスプディング
・ブッシュドノエル
④休憩後にクリスマスティーとクリスマスケーキを頂きます。
上記で書いた手順にある、アイシングまで施す
スタイルは南方の地域、マジパンで終えるスタイルは
北方スタイルと地域によって少しアレンジは違うようです。
☆menu☆
・クリスマスコーヒー、クリスマスティー
・高価なスパイス類
・スティルトンチーズやクラッカー
・ポルトワイン、マールワイン
⑤12/26 ボクシングディ
クリスマスが終了した翌日の国民の休日。
食べ物を恵まれない人へボックスに入れて渡したことからボクシングディと呼ばれているそうです。
前日に残った冷たい七面鳥の残りやチェダーチーズ、
ミンスミートパイ(願いを込めて12夜連続で1つずつ食べるもの)を
ワインなどと一緒に楽しみます。
⑥1/6 クリスマス最後のパーティ
王様をイメージしたクラウンとキャンドルを飾り、
子供たちだけにプレゼントを贈る。
通常の飾りつけは外し、教会にツリーを持って行って
2/2に燃やしてもらいます。
大まかな流れをこのようになっています。
歴史あるイベントだけに、随所にきちんとした理由があって、
楽しい逸話ばかりですが、ひとつご紹介させていただきます☆
【ミンスミートパイについて】
元々の意味は「刻んだ肉」ですが、今では牛脂とドライフルーツだけがパイの中に入っています。
(ちなみにこの中身を生地に焼きこんだものがクリスマスプディングです。)
始めは赤子のキリストが寝かされていた飼い葉桶をかたどって長細い形をしていました。その後17世紀の清教徒革命の時に軍事独裁者オリバークロムウェルがクリスマスを祝うことを禁止しミンスパイを作ることも食べることも禁止したそうです。
見回りに来た兵士の目を欺く為に丸く小さなものが作られるようになったそうです。
作る時から願いをかけ、12/24から12夜、毎日1つずつ願いを想いながら食べると叶うそうです。
食べきれないと不幸になるそうなので、必ず小さいスコーン程の大きさにしたほうがよさそうです!
皆様、どうぞ素敵なクリスマスをお過ごし下さいませ。









