大道芸人でく presents "Studioでくヌーボー"

大道芸人でく presents "Studioでくヌーボー"

「Studio でくヌーボー」は宮澤賢治の「雨ニモマケズ」に出てくる「でくのぼう」とフランス語で新しいという意味の「ヌーボー」を合わせた造語です。大道芸、童話、その他。色々な形で賢治スピリッツを伝えられるようがんばります!

“Studio でくヌーボー”へようこそ!

“でく”は、大好きな宮澤賢治の「雨ニモマケズ」にでてくる
「でくのぼう」からとりました。
賢治スピリッツを僕なりに童話と大道芸で表現しようと日々模索中。


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ふと気になって風の種類を調べてみました。

 

秋風  秋になって吹いてくる涼しい風。しゅうふう。

悪風  暴風。毒気を含む風。くさい風や息。

朝風  朝吹く風。日の出後、陸から海へ、また、山から谷へ吹く風。

雨(あま)風  雨を降らせそうな風。雨交じりの風。

家風(いえかぜ)  我が家の方からの風。

色風  なまめかしい風

追い風  後ろから吹いてくる風。進む方向に吹く風。おいて。順風。また、着物にたきしめた香のかおりなどを運び漂わせる風。

大風  強く激しく吹く風。暴風。

火風  火と風。火炎を伴った風。

神風  神が吹き起こすという風。特に、元寇の際に吹いた激しい風。

野風  野原を吹く風。

便風  都合のよい風。順風。

 

 

 

ほんの一部だけですが、風の種類がたくさんあります。(風の名辞典参照)

目に見えないものにこれだけの名前をつけた先人達の繊細な心に心揺さぶられます。

 

ここで質問です。

乗るとしたらどの風がお好みですか?

 

悪風は名前からして嫌ですね。

便風も一見よさそうですが、なんか字面が下品で乗る側が恥じらいます。

火風なんてそもそも乗れそうにないです。

 

ここはおしゃれ感漂う秋風や野風がいいですかね。

いや、最近ダンディーを目指している僕としては色風に乗ってその恩恵を承りたいです。

なまめかしい風って。。。セクシーな風ってことですよね?!

 

いやあ、本当に風に様々な名前があるのにびっくりです。

頬をかすめる風を意識しちゃうじゃないですか。

でも、そんな小さい小さい日常のひとこまに見えない景色が、ロマンが、あるんですね。

 

文字が景色を作る。

ほんとに素敵だなぁ。

どうでもいい位のことだけど楽しいなぁ。

 

久しぶりになってしまいましたが、今月開催される日暮里マルシェに出演します。

8月
20日(土) 1:00PM ~ 4:00PM 

21日(日) 12:00PM ~ 4:00PM
 *上記の時間の間で2,3回パフォーマンスする予定です。

場所:JR日暮里駅前イベント広場

パフォーマンス以外にも地元名物などお買い物も楽しいので、
良かったら遊びにいらしてください。
先日、自由が丘にあるスローハウスさんからの依頼で
お店の前でパフォーマンスをしました。

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お店の前が普通に自動車が走る道路なので、
パフォーマンス内容や観てくれる人がケガしないようになどの工夫が必要でしたが、
その甲斐あって楽しかったです。

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久しぶりの実践でしたが、やっぱりこどもの喜ぶ顔を見ると本当に嬉しくなりますね。
暑くて体はバテバテなはずなのに、パフォーマンス中は疲れそのものを忘れます。
「病は気から」の通り、気力でなんとかなるもんですね。

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本格的な暑さはこれからですが、夏の暑サニモ熱中症ニモ負ケズ、がんばります!

久しぶりの更新です。
なぜかDragon Ashを観ていてこの動画にたどり着きました。
くだらないけど笑えます。

さて、てんやわんやありましたが、本題です。
昨日まで東京芸術大学で開催されていた『香り かぐわしき名宝展』に行ってきました。

$大道芸人でく presents "Studioでくヌーボー"-100530-1

職業柄香りはとても好きですが、同じ位日本語も好きです。
個展のサブタイトルに使われている『かぐわしい』。
美しい響きですね。発音するだけで優雅な気分になります(笑)。

辞書を調べると、
1.よいにおいがする。香りがよい。かんばしい。こうばしい。
以外にも、
2.心が引かれる。好ましい。すばらしい。

という意味があるそうです。素敵です。
良い香り=心引かれる香り、ということですね。

また長くなりそうなので、この辺でやめます。
個展もとても素晴らしい内容でした。

まず、仏教儀礼の一つとして日本に伝わってきた「香」。
それが平安時代になると貴族のあいだで日常的に楽しむようになりました。

やがて香り文化は「香道」に形を変え、茶道・華道とならんで発展を遂げていきました。
ちなみに香道では香りを嗅ぐのではなく、「香りを聞く=聞香(もんこう)」というそうです。

時代が武家社会に変わると、香木は権力の象徴とされ、
茶道の一部としてたしなまれていきました。

そして現代。
香りは様々な発展を遂げて私たちの日常にあります。

素晴らしい例がコチラ。

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速水御舟 『夜梅』

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小茂田青樹 『緑雨』

夜更けの月を見上げる梅の香り。
葉の下で雨宿りするカエルが繰り出す夏の雨の香り。

香り展を訪れて、改めて香りの奥深さと良さを学びました。
ファッションや食は流行がありますが、香りって何千年前から変わらずに好まれてきたんですね。

素晴らしい。
今週も感謝と元気を込めて。