これって何だろうと、皆さん思いますよね。
わたしも、いきなりこの「ECG512 Sylvania R-DW4」の文字を見たら、
何のことか、混乱します(笑)。
長年愛用する真空管アンプ(前回のブログに掲載)からときどき軽いノイズが出るようになりました。
考えてみると、使っている4種類の真空管はどれも長年使ってきた真空管ばかりです。
出力管 EL34(6CA7)
増幅管 C3g
整流管 6DW4
プリ用 12AU7
真空管の寿命については諸説ありますが、わが家の真空管はどれも長寿です。
ま、トータルの使用時間はそれほど多くないからですが。
主力の真空管 EL34(6CA7)は、前回交換から11年たってますが、日々いい音で頑張ってます。
ノイズについては、一番負担のかかる整流管だろうとあたりを付けて、交換。
正解でした。ぴたりとノイズが消えました。
この整流管は6DW4という種類のものですが、今回交換したモノは、1940年代に真空管から
トランジスタに替わってゆく時代に製造されていた、貴重品・希少品です。
「トランジスタ」は「真空管」よりも消費電力が少なく、寿命も長いというメリットを備えて
おり、何よりも真空管に比べ圧倒的に小型化できました。各種の電気・電子機器などで
利用範囲が一気に広がっていくきっかけとなりました。
表題の「ECG512 Sylvania R-DW4」は、真空管からトランジスタへの移行期を支えた過渡的なダイオードの一種で、製造期間はごく短くて、今っとなってはとても貴重な真空管代替品です。
トランシルダイオードと呼ばれるこの種の製品は貴重です。
入手できた時はとてもうれしくて、ずっと大事に使わず保管していたのですが、私自身の寿命も
分からぬ今、音を聴いてみたいと考え、真空管を使わずこれをアンプに差し込み交換しました。
ついでに、出力管を旧ソ連製のSVETLANA のNOSに換えました。
音は深く幅のあるいい音です。
NOS: 真空管NOSとは、「New-Old-Stock」の略で、過去に生産された製品だが、一度も使用されずに保管されていた新品の真空管を指します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勝手に書き散らしましたので、読み飛ばしてください(^^;)

