こんにちは👋😃 

ブログにお越し下さり

ありがとうございます💓



今朝、ふと思い出したんですが…


今から10年ぐらい前のことです。



私が初めて


ジョブコーチ(職場適応援助者)


という仕事に就いた頃のことです。



ジョブコーチとは

障害者の就労に当たり、

出来ることと出来ないことを

事業所に伝達するなど、

障害者が円滑に就労できるように、

職場内外の支援環境を整える者を指します。




私は、

「公益法人 少年自然の家」で働く

軽度の知的障がいがある

40代の男性を担当することになりました。



彼は

キャンプ場をはじめ

施設を整備する仕事を

一生懸命されていました。




私が訪問すると

素っ気ない態度で

「バイバイ」と言って逃げていきます。



自然の家の所長さんが


「彼を悪く思わないでやってね。

 昨日はあなたが来るからと

 喜んでたんだよ。

 自分のために会いに来てくれることは

 嬉しいことなんだよ。」




そうなんだ~。ニヤリ



このように

嬉しいとか自分の気持ちを

上手く言葉で表現できない方、

障がいの方には多いです。





少年自然の家の所長さんは

とても気さくな方で、


たしか

初めて民間から公益へ招かれたと

記憶しています。




「今日はね、

 ジャスミン茶があるから

 一緒に頂きましょう🎵」 と、




私にお茶を振る舞ってくださり


施設で

一生懸命働く

障がいの男性のことを話ながら、

毎回、大切なことを教えて下さいました。





ある日、

いつものように

日々の様子を伺っていました。



実はその時、

私は別の施設で

難しいなぁ~と思うケースを

抱えていました。


10代の男性の支援で悩んでいたのです。

正直、息詰まっていました。




思わず

所長さんへ


「障がいの方の問題行動に振り回されて

 困ってしまって…」

 



ああだ、こうだと話していると、





「ちょっと待ってください。

 

 あなたは

 支援してあげてるんですか?


 支援させて頂いているんじゃないの?」




続けて



「私は

 ここの施設の職員の皆さんが

 頑張ってくれてるおかげで、


 所長の仕事をさせて頂くことが 

 できるのです。


 あなたも

 障がいの彼らが 

 こうして働いてくれてるから

 あなたの仕事があるのではないですか。」ニコニコ




ガツン❗ときました。



弱い立場の人と接するとき


してあげてる…みたいな


変な錯覚を 

私は起こしていたんです。



「あぁ…所長さん…

 そうでした。

 

 ありがとうございます。

 

 今日のお話は一生忘れません。」




言葉で上手く表現できない人の

もどかしい気持ちを

観察して汲み取ること。



忘れていました…。




私は 今も ときどき、



自分が傲慢になっていないか


この所長さんの言葉を思い出しては

自己点検します。



目の前の方から

多くの事を

学ばさせて頂いていること、

忘れてはいけないのです。






これは

一昨年、

自閉症の次男の職場へ

見学させて頂いた時の写真です。



美味しそうなミニトマトでしょう🎵



今年も

ミニトマトの作業が進められているようです。


この大きなハウス1棟を

任せて頂けるように

なりました爆笑



職員の皆さんの

あたたかい支援のおかげです。



感謝です💓