20年近く前、ある塗装システムで密着が非常に悪かったので密着が良くなるものを一生懸命に探していた時に出会ったのがイトロ処理でした。
あいにくその塗装システムにイトロ処理を利用する事は出来なかったのですが、調べていくうちに色々な事がわかりました。
イトロ処理とは、簡単に言ってしまうと燃焼ガスの中をシラン化合物を通してケイ素の粒子を形成させ、対象物の表面にその炎を当てて形成されたケイ素の粒子を置いて行くという感じです。
当初は単に密着改善の装置だと思っていましたが、色々とテストをすると密着をよくする以外にも面白い事が続々と分かります。
1.処理した表面が帯電しない。
2.処理後に塗装した塗料の伸びが良い。
3.処理面に塗布した透明な物(クリアー塗料やコーティング剤)の艶が良くなる。
4.処理後に塗った塗料の塗膜硬度が上る。
5.ウレタン塗料との親和性は抜群に良い。
等々
これは自動車補修業者の皆様や、コーティング業者の皆様にとって最高の商品ではないかと思ったわけです。
そこで、すぐに自動車補修業界用に手で持って動かせるタイプを作ることになりました。
取り敢えず試作機を取り敢えず10台作ってもらい市場での調査を始めます。
しかし、ここから思いもよらぬことが続出し、大変苦労する事になってしまいます。
今回から、初めてイトロ処理に出会ってから現在のGAS Glass Primer.-Xに至るまでの苦労話と、改良点等を皆様にお伝えしていきたいと思います。