わたしはビューティーコンに参加を決めてから、色々自分のことを見つめ直すようになりました。
ビューティーコンの勝者として相応しいのはどんな女性か?と聞かれると、
頑張っているけれど決して無理はしていない女性、と答えます。
わたしがダンスで公演に出た時、主役の女性にそういう人がいました。
いつも静かで優雅でみんなに尽くされる高嶺の花のオーラを出しています。
同世代ですが、背は170cmぐらいあって胸も巨乳で、色白で清楚なロングヘアで清楚な話し方をします。
前からビューティーコンに出そうなタイプだと思っていました。
(周りにそういう人たちが全然いない中にいるから、場違いミスコン女と心の中で思っていましたよ)
才能もあると思いますが、頑張ってスキルも伸ばしてきたのです。
持つべきものを持っているから、無理をしていないのです。
才能も中身も揃っていたら、わたしには太刀打ちできません。
対してわたしは、すごく無理をしていました。
貶されても我慢し、頭の回転や体内時計の違う人たちに見下されながらもついて行きました。
それなりの良い結果を出しても、周りに振り回されて、影で悔し泣きをして無理をしているわたしの姿は美女ではありませんでした。
恋愛でいえば、自分の身体や心を粗末にする男に振り回されて貢いだりしているようなものです。
無理をしている人は、試験の前日に徹夜をするようなことをしています。
それでも良い結果に繋がらず、良い結果が出たとしても、それは余裕に満ちた美しい姿ではなかったりします。
試験ならそれもありかもしれませんが、ビューティーコンの勝者らしいイメージではありません。
じゃあ才能とキャリアのある人しか勝者にはなれないんじゃない?
と思うかもしれません。
はっきり言ってそういう人が勝者になる可能性のほうが高いと思います。
ですが、そうではない人でも勝者のオーラをまとうことはできると思います。
どうすればいいかというと、無理をするのではなく頑張るのです。
恋愛でいえば、売れないからといって自分を安売りしないことだと思います。
自分を安売りするよりは売れないままのほうが良いんです。
身分不相応にプライドが高くて高値をつけるのもそれはそれで問題ですが、安売りしすぎないほうが良いです。
どんなに相手が魅力的で有力な人でも。
わたしはダンスではもともとグループレッスンに向いていないので、夕方からの個人レッスンを受けることにしました。
わたしからも断った相手は、魅力的で有力な先生です。
だからといって無理して我慢してその先生に合わせないことにしました。