東京国立近代美術館にて開催中の『生誕100年 ジャクソン・ポロック展/A CENTENNIAL RETROSPECTIVE』を観に行ってきた。
ウォーホル、リキテンシュタインと並び、アメリカンポップアート界の3トップともいえる偉大なアーティストなのですが...
実際は...同時期に活躍していた“天才”ピカソに対する...尊敬や憧れの念と共に...強烈なライバル心と焦燥感、劣等感に苛まれ続け...
不安定な精神と、アルコール依存症に苦しみ...
自殺ともとれるような車の暴走事故で...44年間の生涯に幕を閉じた...
Rock'n'rollなアーティストなんだよね。
そんなポロックの初期の作品(自画像なんて、初めて観た
)から、最期の作品まで約70点の作品を観れるのが、この展覧会。
中でも最大の注目は...縦1メートル83、横2メートル44の大作で、絶頂期の最高傑作。
『インディアンレッドの地の壁画/Mural on indian red ground』(画像は、その一部分ね)
ポロックの代名詞ともいえる“アクションペインティング”(筆につけたペンキや絵の具を、ピッピッって垂らしたりして描く手法)で彩られた、鮮やかな色彩と...その巨大さ
枠線や形、輪郭...奥行きや立体感、陰影などの、あらゆる絵画表現を飛び越えた...
圧倒的な“自由”
苦悩の果てに辿り着いた...“自由”の凄まじい迫力に...
時間も忘れ...ただただ呆然と観入ってしまいました
これは...実物を前にしないと味わえない感動だよ
魂の自由を信じる僕(笑)には...神の啓示を受けたような衝撃を感じ...
長い間眺めながら、ニヤニヤニヤニヤしたり...ひきつったり...股の間から逆さまに覗いたり、座り込んだり、真横から眺めたりと...
かなり怪しいヤツになっちゃってました(笑)
しかし...そんな絶頂期の、伝説的な大作の後に展示されている...
再び混乱に突入する最期の作品群は...
絵画的な“形”に後戻りし...色彩を失い...非常に重苦しく...悲しい作品ばかりで...息苦しさを感じるほどでした。
だからこそ...『インディアンレッドの地の壁画』に込められ、叩き付けられ、爆発した“自由”は...
圧倒的に美しかった
5月6日までやってるから...もう2~3回観に行ってこよ
因みにこの『インディアンレッドの地の壁画』は...現在世界最高の評価額...200億円
打倒ピカソに燃えたポロックは...
悲劇的な最期で生涯を終えたのち...
価格では“天才”を凌駕することができたのね。
R.I.P...


