Dear Piano 加林あき子の音日記〜
私はピアノ教室も開講していて、恐れ多くも人様にレッスンとやらもしているのだけど、
最初は、まずは体験レッスンという形で、お試しみたいな…
初めましての初日は、これからどんな風にピアノをしてみたいか?や、どんな曲を弾いてみたいか(憧れのあの曲この曲)
あるいは、これまでピアノを習ったことがお有りな方には以前に弾かれた曲を伺ったり…
私の方もどんな方針でレッスンを進めているかやその理由等、
そんな事をお互い話たりして、納得がいったら、じゃ始めてみましょう♪
という形を取っているんですね。
ところが、先日初めて来られた方、
いきなりバラード
バラードって、世には色んなバラードがありますが、もちろんショパンのバラードです
何せバラードですから、自己紹介もそこそこに、いきなりバラード開始〜♪
こうなるとスイッチ入ってしまう私。
ピアノ2台を使って白熱すること2時間半
あれ〜いつの間に〜
そもそもバラードを弾きたいと思われたきっかけは、映画「戦場のピアニスト」を観て、だそうで…
わかるわ〜
この映画の中で、ショパンのバラード1番が出てくるんです。
ポーランドのユダヤ人ピアニスト シュピルマンは戦火と虐殺から逃げ、廃墟に身をひそめます。
廃墟に残された食べ物、缶詰をあさっていると、そこへドイツ軍将校ホーゼンフェルトがやってきて見つかってしまいます。
敵と鉢合わせ状態です。一撃されたらもう終りです。
が、ピアニストならピアノを弾いてみろと言われます。
そのシーンがこちら
戦争でもう何年もピアノを弾いていなかったシュピルマンですが、とつとつとショパンのバラードを弾き始めます。
それを聴くホーゼンフェルト。
音楽には人の心を動かす力があるのだ。
いきなりバラードをレッスンしながら、
私もこれを観た時の掻き立てられる感情や、憧れの曲を弾く感覚、
しばし忘れていた感情を思い起こし、夢中に過ぎた2時間半なのでした。
ん〜バラード1番良いわ〜
この機会に私もちゃんと練習して録音しよかな(すべきだろ!!)
こちらはバラード3番
初日、いきなりバラード…なかなか無いですが
いや〜バラード名曲です
いきなりでも良くってよ