いわきまでの道中、
途中、必ず寄る街は、東京です。

というか、徳島からいわきへは
まず東京へ行かないことには行けないですから。
海から行けば別ですけどね^^;


さぁ、東京で何をしましょう?(ワクワク(^o^))
行きたい所、会いたい人、やりたい事、いっぱいありすぎて、
なのに滞在時間が短すぎて困っちゃう~(^_^;)


上野の国立西洋美術館で「北斎とジャポニスム」を観る
……ではなく、
代々木上原の東京ジャーミイに行きましょう!(^-^)


東京ジャーミイは、正式名は
「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」という名で、
イスラームの礼拝堂です。井の頭通りにあるモスク。








着くなり、この尖塔と紋様の美しさに言葉が出ません。








外階段や手摺りには幾何学透かし紋様、
天井には植物紋様。

道路に面した外の水道の蛇口でさえ こんなに綺麗↓








全てが細かくて綺麗で、
水道ひとつ、ドアノブひとつに溜息の私(#^.^#)


イスラームでは、
偶像崇拝はしないので、モスクには、肖像、人物等は描かれません。
幾何学紋様、植物紋様の無限に反復していくアラベスク紋様こそがアッラーの創造を象徴し、
イスラームの世界観、精神性の象徴なのです。


この日は金曜日。
金曜礼拝の日です。次々と人が集まってきます。
(@$%&?#)「おおう!久しぶり~」と言っているかはわからないけど、皆再会を喜びあったりしています。
そして入口のドアを開け、中に入っていきます。
その度に、中の様子がチラッと見えます。

もう この通り界隈とこの建物の中だけは異国です。


表には大きく「見学自由」と書いてあります。
でも私は外から眺めているだけで充分でした。

元々あまり時間がなかったことと、外から見て満足したし。
でも何より、敬虔なムスリムの中に入って行くには自分はそぐわないと思ったから。恐縮。
頭をおおうスカーフも持ってなかったし。


どんどん人が集り、
どんどん中に吸い込まれていきます。

東京にこんなに大勢イスラーム教徒の方いらっしゃるのね。

そして私に何度も(中へ)「どうぞ~」と日本語で声をかけてくれます。
丁重にお断りをするのだけど、ついに、中から出てきた恐らくここのモスクの方から
「今日は礼拝もあるし美味しいものもあるから、どうぞ中も見てって~食べてって~美味しいですから」(←日本語です)
と言われてしまいました(^_^;)

私、よっぽど中に入りたそうにしてたのかしら…?
                                   ハイ!入りたかったですp(^-^)q


「この格好でも大丈夫ですか?」と伺うと、
「大丈夫大丈夫~どうぞ~」と仰ってくださり、
では少しだけ(*^^*)


中に入ると、トルコブルーのタイルの装飾を囲んで
トルコの国旗と日本の国旗が並んでいます。
この前では男性が集り立ち話をしています。皆さん楽しそうです(^-^)









暖炉の周りでは女性達が話をしていました。
ママの話を待つ男の子は、暖炉の中や飾り棚を覗いて見たり触ったり、独り遊びをしています。








もうすぐ礼拝が始まるこの時間、
神と向き合う前には同胞との時間も大切にしている様子が伝わってきます。

自国の文化に誇りを持ち、
そして、私のように見るから信者ではない者に対しても暖かく迎え入れ、
日本の中でのイスラーム文化の理解につとめてらっしゃる。


アッラーの存在は私にはわからなかったけど、とても落ち着く空間でした。
日頃 信仰厚くなくても神社やお寺に行くと神聖な気持ちになるのと同じような感覚です。


礼拝の様子もそっと見てみたいと思いましたが、
時間がありません。
そういえば私は いわきに行く途中でした…(^_^;)

モスクの方へお礼を言って後にしました。

週末、土日には一般の人向けに見学会を行っているそうです。
「ぜひどうぞ~」と案内くださいました。

また時間のある時にゆっくりと。
礼拝も見たいし、食べそこねた食事も気になってる(^-^)




徳島ピアノ教室♪小松島ピアノ教室
加林あき子のアトリエ「Dear Piano音楽室」は、こちらのホームページをご覧くださいませ。




ヨーロッパの東、アジアの西に位置し、
信仰はもとより、歴史、人々の美意識等、独自の文化を持つトルコ。

かつての大作曲家達も
異国に憧れと敬意を持って曲を遺しています。という話はまた今度。