小さい頃から、頭の中を文章にする癖がある。
文房具に魅入られた学生時代、何でもいいからとにかく筆記用具を使いたくて、頭の中に浮かんだことをつらつらと書き連ねていた。その癖が現在まで抜けないのだ。
そのくせ、大した文が書けるわけではない。小説とか、エッセイとか、ブログとか、面白い文は全く書けないのだ。
ノートに「なんかあったかくてねむい」と書いているのを見られ、「Twitterでやれ」と言われたこともある。所謂チラ裏だ。内容も、構成も、文法もはちゃめちゃ。自分ですら頻繁には見返さない。
そんな私もブログを書くことにした。そういう気分だったから。日々増えてゆく何の意味もない文が、メモ帳に積もっていくのを整理したかったこともある。
だから、閲覧数を伸ばしたいとか、収益化したいとか、人気者になりたいとか、そういう文章は性に合わない。上手い文章を書こうとすることもあるが、それは自分で見返した時ににやにやする為である。
面白い文はそもそも書けないし、そういうブログにする気もない。今まではノートやスマホのメモに書き綴っていた日々の脳内をネットに放流して、プチブロガー気取りをしたいだけなのである。