嘔吐について。
こんにちは
ドッグ&オーナーへ幸せのプレゼントをお届けする Dearest634
店長の武蔵
です。
今日も始まりの言葉は・・・。
暑い・・・
。
そんな暑い夏。
体調を壊しやすい時期でもありますよね。
体調不良のときによくある嘔吐について勉強してみました
。
【吐く(嘔吐と吐出)】
嘔吐の特徴
・食後しばらくしてから吐き出す
・吐物は、消化または部分的に消化された食物や胃液、腸液
・吐く前に、悪心、吐き気などの前兆がみられる
・呼吸器系の症状はみられない
吐出の特徴
・食後短時間で吐き出す(巨大食道症の場合は、食後長時間経ったあとに吐き出すこともある)
・吐物は、未消化の食物か、ねっとりした唾液
・食道炎に伴い、嚥下痛(飲み込むときの喉や食道の痛み)がみられることもある
・吐く前に、悪心、吐き気などの前兆はない
・呼吸困難、咳などの呼吸症状が併発する
嘔吐の原因
嘔吐は、脳にある嘔吐中枢の刺激でひきおこされます。
嘔吐の刺激の原因には次のことがあげられます。
胃腸疾患(胃炎、胃腸炎、寄生虫、最近やウイルスの感染、消化管の腫瘍、腸閉塞など、多くの場合、胃腸の痛みや不快感がある)
三半規管の異常(乗り物酔い、腫瘍、前庭疾患など)
尿毒症、中毒、膵炎、アジソン病、細菌の菌体毒素などによる全身性疾患
上記のような多様な病態による嘔吐中枢の刺激がおこると、わんこは落ち着かなくなり、
口の周囲を舐めたり、姿勢をしばしば変えたりするようになります。
やがて吐き気がこみ上げ、口を盛んに開閉し、頭を下げ、腹部を上げ下げします。
このときに喉から『ゲッゲッ』という音を立てることが多くみられます。
これらの行動のあとに胃内の内容物を吐き出します。
このとき気道は閉鎖され、吐物を器官に吸い込むことはほとんどありません。
吐出の原因
吐出の原因には、次のことがあげられます。
食道の運動を妨げる病気(食道炎、巨大食道症や食道内の腫瘍、食道狭窄などの食道の病気)
食道の閉塞(異物、血管輪異常、胸部の腫瘍)
食道の運動に影響を及ぼす神経や筋肉の病気(重症筋無力症、甲状腺機能低下症など)
吐出の際には、気道が閉鎖されないため、吐物を気道に吸引し、誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
緊急性の高い嘔吐とは ![]()
嘔吐はさまざまな胃腸や全身の病気によっておこりますが、その緊急性は、嘔吐自体の緊急性とともに
嘔吐の原因となっている病気の緊急性によります。
嘔吐の原因が、食べすぎ、食事変更、残飯あさりなど食事に関連していたり、ある種の細菌やウイルスの
感染ならば、治療の経過に伴いしだいに改善しますが、全身的な病気の経過中に起こった障害であれば
嘔吐は激しく頻繁におき、これにより水分や電解質(Na、Cl、Kなど)が失われ、脱水症状や電解質異常と
ともに全身の血液循環が低下し、生命の危険な状態に陥ってしまいます。
このような場合は、嘔吐の激しさ(量、頻度、吐物の内容)、わんこの全身状態をよく観察し、至急、動物病
院で診療を受けるようにしてください。
至急、動物病院で診療を受けなければならない嘔吐 ![]()
噴出するような大量の嘔吐、頻回の嘔吐
体の水分や電解質が急速に失われる可能性がある
吐物が赤いまたは黒い
出血による色であり、激しい粘膜の損傷がある場合が多い
異常に臭い吐物を吐く
腸閉塞の恐れがある
嘔吐とともに元気がなくぐったりしている。目や口の粘膜が白い。発熱(体温が高い)または体温が低い(手足が冷たい)。
呼吸が荒い。食欲がない。脱水している。
嘔吐により、または嘔吐の原因となっている病気により重篤な全身状態に陥っている。
嘔吐とともにお腹が膨らむ、お腹を痛がる、尿が出ないなどの症状がある
基礎疾患があり、その影響により嘔吐が起こっている。
簡易な脱水症状の判定法 ![]()
皮膚をつまみ上げたあと、ひっぱられた皮膚の戻りが悪い(ただし、犬種は年齢、基礎にある病気により
戻りの悪い場合もあるので注意)、さらに眼がくぼんでいる、粘膜の潤いがなくなっているなどの症状が
みられます。
様子をみてよい嘔吐への対応 ![]()
嘔吐が続かなく、上記の
~
のような症状がない場合は様子をみてもよい
胃腸を休ませるため12時間くらいまでの絶食絶水をする
絶食絶水をしている間、嘔吐がおこらなければ少量の水を与えてみる
さらに、嘔吐がなければ、消化の良い食事[ご飯(米)を柔らかく煮たおじやや高消化食(特別療法食:
動物病院で獣医師に処方してもらう)]を少量ずつ数回にわけて与える。
さらに問題がなければ、増量していく。
嘔吐する前の食事を少量与えても問題がなければ2・3日かけて通常の食事に戻す。
吐出がおこった場合は常に緊急性がある 
吐出は、食道の嚥下を障害する病気が関与しているので、動物病院で診察する必要があります。
嘔吐とは異なり、吐物を呼吸器官に吸い込み、誤嚥性肺炎をおこす危険があるので、至急、動物病院で
診療を受けましょう。誤嚥性肺炎がおこり、咳や呼吸困難がみられる場合は非常に緊急性が高くなります。
嘔吐と吐出って・・・別のものだったんですね。
嘔吐の原因に酸化したフードやカビの生えたフードなどを気づかずにあげてしまったなどがあります。
この時期のフードの管理には気をつけてくださいね。
冷暗所に保存する・封を開けたフードは1ヶ月以内に使い切るなど心がけてくださいね。
大きい子と暮らしてるとフードもコストのことを考えて大袋を購入しがちですが、暑いこの時期だけは
小袋にして酸化を防ぎ、いつも新鮮なフードをあげれるようにするといいですね
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して下さると嬉しいです