自分の人生がうまくいってないときや、
退屈な日々を送っているときは、
どうしても他人の人生が気になってしまうことがある。
心の中は見えないのに、見た目だけで
「あの人は成功しているからうらやましい」
「運が良くてずるい」と思う。
そんなときは、得てして自分に自信がないものなんだ。
自分を磨く努力をしていれば、
他人に構っている暇はないし、
自信があれば、他人のいい点や素晴らしい点を認めて
自分を見つめ直し、他人にはない自分の長所を
のばしていこうと前向きに思える。
成功している人や運のいい人も見えない所で
努力をしているじゃないのかな。
目先のことにとらわれて、嫉妬する時間があるなら、
今の自分が持っている長所を伸ばしてできることを
精一杯やっていくことが大事だと思う。
よい行いをコツコツ続けていけば
きっと、良いことや嬉しいことが起こる。
自分ができることをする、それしかない。
嫉妬する暇があるなら、自分の長所を伸ばそう。
山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。
赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、
「心のやさしい鬼のうちです。
どなたでもおいでください。
おいしいお菓子がございます。
お茶も沸かしてございます」
と書いた立て札を立てました。
けれども、人間は疑って誰一人遊びにきませんでした。
赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、
しまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。
そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。
青鬼はわけを聞いて、
赤鬼のために次のようなことを考えてやりま
青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。
そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。
そうすれば人間たちにも、
赤鬼がやさしい鬼だということがわかる
しかし、
「それでは青鬼にすまない」と、しぶる赤鬼を、
青鬼は無理やり引っ張って村へ出かけて行きました。
計画は成功して、
村の人たちは安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました
毎日毎日、村から山へ、三人五人と連れ立って出かけて来ました。
こうして赤鬼には人間の友達ができました。
赤鬼はとても喜びました。
しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。
それは、あの日から訪ねて来なくなった青鬼のことでした。
ある日赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。
青鬼の家は、戸がかたくしまっていました。
ふと気がつくと、戸のわきには貼り紙がしてありました。
そして、
それに何か字が書かれていました。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください
もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、
君も悪い鬼だと思われるかもしれません
それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません
さようなら、体を大事にしてください
どこまでも君の友達、
青鬼より」
赤鬼は、だまって、それを読みました。
二度も三度も読みました。
戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、
なみだを流して泣きました・・・
つな渡りの名人がいました。
彼は、地上から高いところにロープを張り、つな渡りをや
落ちたら命がないような高さですが、危なげなくロープを
たくさんの観客が、地上からそれを見ています。
ロープ上でスキップしたり、荷物をかついでロープを渡っ
彼が名人だとわかっているので、観客たち
しばらくすると、名人がハシゴで地上に下りて来て、こう
『私がどなたかを肩車して、つな渡りをして差し上げまし
とたんに観客はみな緊張し、あとずさりしました。
続けて、名人は観客の子どもたちに言いました。
『おじさんに肩車してほしい子どもはいないかな?』
誰も希望する子どもはいないかに思えました。
が、後ろの方にいた小学3年生くらいの男の子が前に出て
『じゃー、僕!』って言ったのです。
周りの大人たちは、その男の子に言いました。
『ぼうや、怖くないのかい?大丈夫かい?』
その男の子はニコッと笑うと、名人といっしょにハシゴを
そして、名人に肩車されて、つな渡りを楽しんだのです。
男の子は、終始笑顔でした。
地上に下りてきた男の子に、大人たちは聞きました。
『ぼうや、どうして笑っていられたんだい?不安にはなら
男の子の答を聞いて、大人たちはみな納得しました。
その男の子は、つな渡りの名人を指差して、こう言ったの
『この人ね、僕のお父さんなの。』
観客たちは、知識としては、つな渡りの名人が決してロー
しかし、それは知識的な理解だけでした。
一方、その男の子は、知識的な理解だけでなく、
自らの父
観客たちにとって、つな渡りの名人は他人でしかありませ
男の子にとっては、親子としての人格的なつ
「子が親を信頼する気持ち」があったのです。
私達も、相手の事を常に信頼することで、すべての歯車が
