心配そうに、

リアンの横顔を眺めながら、

小さくてフワフワな手を、

リアンの手に優しく重ねます。


リアンの星はとても遠くて、

星空を眺めていても、

見つけることは出来ません。


リアンは自らの役目に気づいた時、

どこから来たのかを知りました。



「星に帰りたいの?リアン」

心配そうに尋ねます。

「側にいるから安心して。リアン」 

安心させようと一生懸命、

話しています。


小さい瞳を真っ直ぐに、

リアンに向けて見つめ、

寄り添います。


その白くて小さなウサギを

温かな掌で優しく包み、

頬に抱き寄せるリアン。


深く澄んだ青い瞳を向けて、

幸せそうに、微笑んでいます。