シャドウバースで初の具体的な元ネタのあるパックが出ました!
このパックの名前を聞いたときから原作リスペクトなデッキを組んでみようと攻略サイトの新カード情報を追っていたところ
へりくだって、へえへえ言っている当時の英国紳士を模したはずの白兎がしたり顔でブーメランみたいな目をしていたり、
「三月ウサギのお茶会」のファンファーレとラストワードに「ブリキの兵隊」が出てきてしまって、お茶会どころじゃなくなるじゃん!参加するのはヤマネと帽子屋だよ!といろいろツッコミどころ満載な新パックでした。三月ウサギが登場する「不思議の国のアリス」の兵隊さんは皆トランプだしね。ブリキよりは錆びなくていいのかも。暴れまわったりするけどね。人の周りをヒラリヒラリと。
結局デッキを作る際のリーダーはネクロマンサーのルナに決まりました。
「鏡の国のアリス」に登場するような女王に置き換えられそうなフォロワーが居たり、
アリスの作品に共通する解釈として、「アリスは物語の中ほとんど孤独で非日常で非常識な
世界を歩き回る」というのがあったので、孤独、幼い、、、はっ!という感じでルナです。
言ってもね、もちろんアリスは夢でない現実には姉妹だって友達だって家族だっていたもんで
すから。ルナにも父母がいる、姉妹はいない、友達は作る。ってことでネクロマンサー色の強
めな勝手な解釈を加えて物語風なデッキと、その物語の理想ムーブを練りました。
それでは、理想ムーブ(シナリオ)です。
1コスト目:スカルビーストを出す
2コスト目:消えぬ怨根を使う
3コスト目:鏡の世界を使う
4コスト目:不思議の探求者アリスを出す
5コスト目:ケルベロスを出す
6コスト目:ミミココを使う
7コスト目:ゴブリンプリンセスを出す
8コスト目:ゴブリンキングを出す
9コスト目:しとの女王を出す
10コスト目:ハンプティ・ダンプティを出す。その後、進化。
11ターン目:ゴーストライダーを出す
12ターン目:ゾンビパーティを使う
13ターン目:魔海の女王→アンドラス→アンリエッタと出して、相手のリーダーをとる。
シナリオ
先ず初めに、ルナはメインストーリーでの「災いの樹」の中に居るとします。
そこでの生活をあらわすため、1,2コスト目はネクロマンサー・カードを使います。
暖炉の前の作業にうとうとしてきて、ルナは幻想(災いの樹)の中で、夢を見ます。
暖炉の上にある鏡に入り込んでいくような感じになります。3コスト目で鏡の世界です。
そこでルナは鏡の世界に入るときに同じ年頃の女の子の夢を見ます。
なんたってルナは同い年の友達が欲しいって、そう願っているからね。
ローウェンとかいうおっさんとかじゃなくてね。
というわけで4コスト目アリスの登場です。
さて、この鏡の世界はチェスのルールに則っています。(ルナはアリスと視点が同化します。)
ルナ(アリス)は夢の世界に入ってすぐ、赤の女王にチェスの参加許可を受け、白のポーンになります。ちなみにd2です。ポーンは初期位置からは2マス進めます。ですのでルナ(アリス)
はd3を足早に過ぎ、d4に入ります。ルナ(アリス)はd4でソックリダムとソックリディにあいます。二人ともソックリです。ですが些細なことで喧嘩をしてしまいます。「ミミ」「ココ」を使い、両方破壊されます。
ここで補足です。
d2のムーブはアリスの登場4コスト目です。このときアリスは赤の女王に助言を貰います。
d3,d4,d5,d6,d7,d8での出来事が話されます。「d8に来れば女王に成れる」とも。
それが目標となります。ポーンですからね。
d3のムーブはとばされるので5コスト目ケルベロス(黒子)で次の物語に備えます。
d4のムーブは6コスト目ミミココです。アリスと同化するとはいえ、この夢を見ているのはルナです。なので、だいぶネクロマンサー的な解釈ですが、ソックリダムとソックリディの喧嘩は、両者の破壊という形で収束することにします。ネクロだからね、しょうがないね。死んだ方が、ずっと、みんな、ともだちー!
さて、d4をすぎようとすると、少し遠くの方で赤のキングが寝ているのを見かけます。
これが7,8コスト目のムーブです。いろんな人が夢を見ているようです。不思議なことに、1つの夢の中で。
d4を過ぎてd5では、しろの女王がお店を開いています。ここが9コスト目、しとの女王です。
お店に居たと思ったらいつの間にか小川の上にボートで浮かんでいます。
川辺にはきれいな花がたくさんです。摘みたいと思います。
ボートを岸に寄せて、摘んでみました。するととたんに萎れてしまいます。
夢なのにうまくいかないものです。ほんとにここは私の夢?
そうルナ(アリス)が思い始めたころ。いつの間にか、また、お店に戻っていました。
そこのお店でルナ(アリス)はたまごを買っていきます。
お店を出るとd6に進みます。そこには塀に乗っかったたまごがありました。
遠くからみるとよくわかりませんが、近くで見ると、だんだん大きくなっていき、偉そうなたまごのおっさんになりました。ルナはおっさんにとことん縁があるようで。
10コスト目のハンプティ・ダンプティです。ルナ(アリス)は詩をおくられます。
その後、ハンプティ・ダンプティとルナ(アリス)の問答が始まります。
結局ハンプティ・ダンプティは機嫌を損ねてしまうんですけども。
ルナ(アリス)はこれ以上何か言っても得られることは何もないと思い、立ち去ります。
るなもだんだんおっさんの扱いに慣れたのかな。
するとd7に歩いているうちにルナ(アリス)は森の出口がよくわかんなくなってしまいました。
いつ森に入ったかはよくわかりません。別にどこからが森でもいいんじゃないかって(適当)
そこに騎手(ナイト)があらわれます。森の出口に案内してくれるというのです。
11ターン目ゴーストライダーです。その騎手も変わった人です。
森の出口に案内してくれたから、てっきり一緒に森から出るのかと思いきや、
逆に森へと入っていくのです。「約束があるから・・・」と。
ゴーストライダーは妖精と恋をしていたそうな。既に死んだ、妖精と。
森から出られたものですから、ようやくd8に入ります。ルナ(アリス)の頭には冠です。
晴れて女王様になれたのかな?ハッピーかも!
そこにはお城がありました。中ではパーティが開かれているようです。
12ターン目ゾンビパーティ。
ですがお城への扉がお客様用と業務用しかありません。
扉がないなら招かれていないようです。ルナ(アリス)はがっくりして道を戻ろうとします。
こんなことは慣れっこです。いつだって、こうだったから。友達と思っても、拒絶されたり・・・
そこで急に新しい扉が見えました。なかでは「ルーナ!ルーナ!」という歓声が聞こえます。
ルナは嬉しくなりました。呼ばれるがまま、促されるがままに入ります、女王の席は3つあり、既に2つは、しろの女王と赤の女王が座っています。ルナはその真ん中に座りました。
赤の女王の命令でルナのところへごちそうが持ってこられました。
すると急に、赤の女王は気が狂ったのか、ごちそうにルナのことを紹介し始めます。
今度はルナにごちそうのことを紹介します。
非常にどうでもいいことです。おいしそうな魂が目の前に出されたのです。
ルナは目を輝かせて食べようとします。
ですが何故かそれを赤の女王はとめます。紹介されたものをたべるなんて、無礼だ!と。
ルナは本気で赤の女王は気がくるっているとしか思えませんでした。どうでもいいです。
すごく、おいしそうです。食べたいんです。
ルナは食べました。赤の女王は怒り狂いました。ルナはうっとおしそうに激怒を流します。
最終ターン魔海の女王。
赤の女王は楽しみをくれると思っていたのに、楽しみを邪魔されては台無しです。
食べ物の恨みは怖いんです。
赤の女王を破壊します。邪魔なものは欲しくありません。最後の方、薄々気づいてました。
赤の女王は友達になんかなってくれっこない。なれっこないって。
ごちそうの余韻を楽しんでいると、父母の声が聞こえます。
「そうだ、私には・・・」ルナは満面の笑みをうかべて災いの樹へと引き戻されるのでした。
だいぶ初めの方から存在した「ハンプティ・ダンプティ」を筆頭に、「ケルペロス」の「ミミ」「ココ」
をソックリディ・ソックリダムとし、「オウルキャット」をアリスの飼っている黒猫と白猫ということ
に、「ゴーストライダー」を赤のナイト、白のナイト役を兼ねてやってもらうものとして、しろの女
王を「しとの女王」、赤の女王を「魔海の女王」に、赤のキングは「ゴブリンキング」にしまして、
ルナのママを「アンリエッタ」、パパを「アンドラス」としました。(強引)
その他のカードの採用理由は、
スカルビースト:ルナの現実世界のあらわれ
ソウルコンバーション:同上
鏡の世界:夢に入る象徴
消えぬ怨根:「鏡の世界に入る前、アリスは暖炉のある部屋で毛糸を編んでいた」から
ゾンビパーティ:アリスがクイーンに成るときに、パーティが催されるため。
「不思議の探求者アリス」を「ダークアリス」より良いと思って採用した理由は、
「ダークアリス」にするならば、その効果を持って物語を消滅させる。ということになりますが、今回思い描いたシナリオは、ルナが鏡の前で、アリスの世界を夢見たという風なので、物語の結末は、現実として父母が迎えてくれるという「魔海の女王」の効果を使ったエンドが良いと思ったからです。
公式の発表するネクロマンサーのメインストーリーが楽しみです。


