Rとは頻繁に連絡を取っていた。
Tさんに内緒でね。
Tさんは高校の事務職をやめ、税理士になるために勉強を始めた。
あたしはその夢を応援した。
あたしは結構マザコン。ていうか、おかんが大切。
おかんに自分をt認めてもらいたい。
知ってほしいけど知られたくない。
Tさんを紹介したかった。
おかんに付き合いを認めて欲しい。
ある日、Tさんに打ち明けてみた。
「うちのおかんに会ってみない?
Tさんを紹介したいんだ。」
Tさんは少し考えて
「・・・俺一応無職だし、お母さんに合わせる顔がないよ。
仕事決まってからじゃだめかな?」
悲しくなった。
親に会ってもらえない。
Tさんの気持ちももちろんわかるけど、そんな堅苦しい
問題じゃなかったのに・・・。
その事をRに相談してみた。
「んー、俺ならお母さんに会いたいかな。
認めてもらえなくても、Lがどんな男と付き合ってるか
お母さんも気になるやろうし・・・
安心させてあげたいし、仲良くなりたいと思うかな。」
Tさんに言って欲しかったセリフ、Rが全部言ってくれたよ・・・。
この時にあたしの気持ち決まっていた気がした。
あたしは仕事帰りに行きつけの喫茶店に立ち寄る。
マスターは半分おとんみたいな存在。
マスターと話すのが楽しくてあたしのストレス発散の場所だった。
たまたま仕事が早く終わって喫茶店に行った。
Tさんに「仕事終わったよー(^▽^)」なんて何気なく
メールを送った。
Tさんからの返事は
「なんでこんな仕事早く終わったの?
どこにいる?」
的なちょっと怒っている内容。
「いつもの喫茶店だよ?」
「ほんとにそこにいるのか?
写メ送って証拠みせろ!」
・・・急にどうしたの?少し怖くなった。
そんな写メとか言われても・・・とりあえず飲みかけの
コーヒーの写メを送った。
「なんの写真かわからない。」
なんやねん、このやり取り。
とうとう電話がかかってきた。
「返事返すの遅くない?ヤマシイ事でもあるの?」
急に気持ちが悪くて吐きそうになった。
こんなのおかしくない?
「・・・ごめんなさい。」
とりあえず謝って電話を切った。
気持ち確定。
Tさんに別れを告げよう。
その場ですぐにメールを作った。
「Tさん最近なんだか様子がおかしいよね?
Lはこんな付き合いがしたくてTさんと
付き合った訳じゃないのに。
・・・もう別れたい。」
こんな内容だった気がする。
その瞬間Tさんから鬼のように電話がかかってきた。
あたしは怖くて怖くて出れずにいた。
その日ずっと電話が鳴っていた。
ときおりメールで
「頼むから電話にでてくれ」
と携帯に入っていたが返せるわけも無く・・・
5日ほど経ってTさんからメールが来た。
「俺が最近Lにかまってやってなかったから
こんな事になったんだな・・・。
ほんとゴメン。できるならやり直したい。」
そんな事言われても、もう遅い。
Tさんの所には戻れない。
嫌いとかそういうんじゃなくて
怖かったから。
「Tさんの所には戻れない・・・ごめんね・・・。」
夢みていた幸せな未来を掴めないまま
Tさんとの恋は終わった。