恋愛と聞いて、何が思い浮かぶだろうか?
カップル?、付き合うこと?、将来の結婚?・・・人それぞれ思うことがあるだろう。
また、恋愛をする時期によっても恋愛の意味は違ってくる。
中高生の恋愛と大人のする恋愛では、形態も目的も異なってくる。
私のイメージでは、中高生の恋愛=依存の関係、大人の恋愛=共存の関係であるとおもう。
例えば、中高生のカップルの中には、駅前で回りに目もくれずにいちゃいちゃする。
一方で大人がそのようなことをしているのはほとんどない。
私は恋愛とは、自己を成長させるものであると思う。
恋愛を通じて、自己と向き合い、壁を乗り越えることこそ恋愛の醍醐味であると考える。
私の恋愛を例にとって考えてみる。
私は過去6人の人と付き合い、いろいろな恋愛を経験した。
二人は高校生、4人は大学生になってからだ。
高校生の内は、ただ好きだから付き合っていた。
そして、なにも考えずに付き合っていたため、今思えば成長できた部分はない。
一方で、大学生になってからの恋愛では、様々な成長を感じることができた。
大学生になった当初の恋愛では、高校生と同じように考えていたため、お互いの関係は依存していた。
また、互いの悪い部分も指摘し合うこともなく、ただ好きだから付き合っていた。
しかし、ある時私の考えは大きく変わった。
それは彼女と本気の喧嘩をした時である。
喧嘩の内容は覚えていないが、互いに思っていることを本気で言い合った。
そして、冷却期間をおいてしばらく会わないことを決めた。
当初冷却期間を置くことに納得がいっておらず、相手が言ってきた不満に対して、なんで不満と思うのかもわからずに腹が立っていた。
しかし、少し時間を置くことで、次第に今までの自己の恋愛について客観視することができた。
そして自己の問題に気づき、問題を解消または妥協することの重要さを学んだ。
結果としてその彼女とは別れたが、自分にとってはいい経験であった思っている。
現在の彼女とは自己の失敗を踏まえ、付き合っている。
その結果、今の彼女は彼女ではあるが、異性の気の置けない友達というイメージの方が強い。
お互いに「好き好き」で付き合っているのではなく、互いが独立しており困ったときに助け合う、友達以上の存在みたいな感じである。
自分の恋愛経験を踏まえ、恋愛とは互いに依存しあってなすものではなく、互いが共存できるような関係を気づき上げていくものだと思う。
その過程で自己と向き合い、壁を乗り越えることで、人間的に成長した大人になるのではないかと私は思う。