先日、TVにて#ろうなんの番組を観ていた時、『デフスペースデザイン』という見慣れないワードが出てきた。
アメリカにあるギャローデット大学が2010年に提唱した言葉だそうで、番組ゲストの一流建築士の杉山祐一郎さんの説明によると「ろう者・難聴者のコミュニケーション文化もしくは行動様式などその特徴を建築デザインに組み込んだものをいいます」とのこと。
また、デフスペースの目的は『心地良い空間をつくる』ことで、ユニバーサルデザインとバリアフリーデザインとは全く別の考え方となっていました。
『デフスペースデザイン』はアメリカの言葉なので、まだ日本語に変換できていないようでした。なので、私なりの考えでいうと「聴覚障害者優先のデザイン」つまり、「デフファーストデザイン」はどうか?
しかし、解りやすさでいえば「きこえない方のためのデザイン」か「イヤー(ear)フリーデザイン」もしくは真逆で「見えるデザイン」かなと思う。
番組では、ろう者のお住まいの家内部やリフォームの打ち合わせ内容が紹介されていた。一番実感したのは「一目で見える・解る」ようにしていたところで、プライベート部分を隠しつつ全体が見えるようにしていた。
逆に防犯の面から見ると怖く感じてしまった。位置によっては何も遮るものがなく、離れたところから見えるわけだから背後からこられたら危険だなと。
それに『心地良い空間』が目的だといっても、何が心地良いかは人それぞれなので、私としては「一定の不安を無くすためのデザイン」が望ましい。その人にとっての心地良さは、ある程度アレンジが可能だからだ。
私なら、見慣れない来訪者に対応するための機器や電話文字表示パネルなどの便利なコミュニケーションツールがあれば欲しい。そうすれば、不安が無くなると思います。
更に突っ込んだ意見だと、『手話のしやすさ』『手話の見やすさ』もポイントかなと思う。手話は人によっては結構スペースを取る場合があり、身体全体を使うので、狭かったり低かったりすると、ぶつかります。
手話は基本、対面ですが多人数だと横並びでは見えない人が出てきます。なので、斜めかカーブになるようなデザインが見えやすいのではないかと思います。
ふと、関係ないですが、真っ暗闇の中でも光って手話が出来るようなそんなモノがあったらイイなと思ってしまいました。
以上。