そぅ、あれは…いつだったか梅雨もど真ん中の雨が上がった夜。
深夜の二時過ぎに僕は家に帰ってきた。
カチャ
ギィィ
ただいま、とつぶやくもだれもおらず、生ぬるい家の中の空気が首にまとわりついて汗がにじみ出る。
゛はぁ、疲れた″
そんな事をぼくはぼやぼや言いながら、シャワーを浴びていた。
風呂場から出て、寝る格好に着替え、僕は二階にある自分の部屋へ。
見るテレビもなくもう寝ようと思いたばこを荒っぽく灰皿にこすりつけた。
その時…
部屋の電気をつけていたので、中から外はよく見えなかったが、何やら
コツンコツン
と音がする。
音がだんだん増えていくに従って僕にはその正体がわかってしまった。
THE 羽アリ
外の電灯にうじゃーと群がる羽のついたアリ。
えーー。きもー。
部屋の明かりめがけて窓に張り付く無数の羽のついたアリ。
写メだとわかりにくいなぁ。
梅雨とか台風の後とかほんとやだよね。
あぁ虫嫌い。


